もう報道で出ているのでお話してもいいのでしょうか…「羊毛とおはな」の千葉はなちゃんが4月8日に、36歳という若さで亡くなりました。
素晴らしい声の持ち主で、私は彼女がデビューしてまだ数年のブレイクする前で、まだ都内のライブハウスで歌ったりしていた2007年ごろに、BARBRAで会いました。
その時も伴奏は遠藤征志くん。
私は膠原病とわかって、悩んで、手足が動かなくなる恐怖から、歌を始めた矢先でした。
まったく歌えない私に、はなちゃんは「素敵な声よ」と優しくしてくれ、私の病気を労わってくれました。
ブレイクしてからもずっと優しくしてくれて、ライブも招待してくれて、、、絵も上手でした。
そんなはなちゃんがまさかその後病気になって先に逝ってしまうなんて、言葉もありません。
実は亡くなる一週間前に遠藤くんとお見舞いに行き、楽しくお話させていただきました。
遠藤くんは、はなちゃんの「おまもりのうた」を演奏したCDを、私ははなちゃんのライブDVDの平間至さんの素敵な写真を参考にさせていただいて作った版画をプレゼントにもっていきました。
はなちゃん、とても喜んでくれて…。まだ大丈夫、きっと奇跡が起きるから、また会いに来るねと約束して、お別れしました。
訃報はちょうど一週間後に聞きました。
花祭りの日で、羊毛とおはなの記念日。福井では桜がまだ満開でした。そんな時に逝ってしまったはなちゃんは、本当に神様に愛された運命の歌手だったと思います。
素晴らしい歌がCDやDVDで聴けるので、ぜひ皆さんはなちゃんの歌を聴いてください。
はなちゃんのお別れのメッセージは「私の肉体はなくなっても、私は皆さんと一緒にいます」というものでした。私もそう思います。
彼女の素晴らしい歌は、永遠に記録され愛され続けて欲しい…。
皆さん、どうぞはなちゃんを忘れないで下さい。本当に優しい人でした。
自分の身体が辛いのに、いつも私を労わって心配してくれました。
最期までそうでした。歌だけでなく、本当に魂の美しい素晴らしい人でした。
それから、はなちゃんを最期まで立派に看取られたご主人もお父様もお母様も素晴らしい方でした。
私の版画をお別れの会場に飾ってくださりありがとうございました。
どうぞ素敵なはなちゃんをいつもそばに感じて飾って下さい。
心を込めて削りました…ご遺族の皆さん、本当に優しくしてくださりありがとうございました。
はなちゃんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
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