aquqlium
そんなメジャーなかたなのに、すごく気さくにお話くださり、私が音楽とても好きとお話したら、「最近WAIPというユニットをやつているので、そのcdおくるね」といってくださり、本当にaquqliumを送ってくださいました!!しかも、私が漫画家だからと、ご自身の絵と文で作った絵本、BONBONとBENBENも贈ってくださったの!!
わたしは、ジャケットとタイトルにまずくらり、というのも、水族館大好きなので。そして、きいてWAIPの大ファンになつてしまいました。サックスとヴォーカルを担当するKlammyさんのとてもしっとりと女性的な部分が、後藤さんのベースや音楽性と見事なハーモニーをなしていて
後藤さんて、一人水底で震えているみたいな、そういう実はすごくリリカルで繊細な感性と、addictやwishといった曲にあらわれる。すごく激しくて男性的な部分を両方おもちなかたなんだとおもうのね。音楽も、すごく流行歌なものもつくれるのに、こういうアーティストとしての感性も並行してずっともちづつけていて、どうしてこんなことができるんだろう、と、不思議に思わずにいられなくて。
そのことはでも、同時に贈ってもらつた絵本、「BONBONとBENBEN」をみて、すごくわかったような気がするのです。それはすごくやさしくて素直な感性でつくられた、本当にみていて幸せになれるえほんで。中々こういう素直な絵つてかけないんですよ。しかも後藤さんはすでに大人で、しかも成功したかたじやないですか。でもこういう素直な感動と喜びを心にもちつづけているんだって云うのがわかるすごく素敵なえほんで。わたし、よんでいて、「ああ、こういうひとだから、私なんかが音楽やりたいつていっても、笑ったりしないで、「音楽いいよね。頑張ろうね」っていってくだるんだな」って。
こちらが絵本、素敵でしょ?
わたしも、こういう素直な気持ち忘れないでずっと表現したいなって、思わずにいられませんでした。後藤さんってつまり、どんな桁違いの成功にさえ心の透明さを失うことのなかったかたなんだとおもうんです。人って弱いものだから、不運や幸運の前で,自分をゆがめたり、心を曇らせたりしがちじやないですか?そういうことを一切感じさせない後藤さんは、本物の表現者なんだなって。そういうかたと、たとえ一度でもお話させていただいことを、感謝せずにはいられないのでした。
後藤さんのブログでは 未明の本の紹介も戴きました。見てね!
http://www.waip.jp/blog
最後に、後藤さんのaquqliumへのオマージュつてことで、数年前の例の江ノ島水族館貸切で撮影した不思議な写真をアップさせていただきます。友達の正子ちゃんの娘さんと、くらげのいる巨大な水槽の前でとりました。わたし、くらげ大好きなの。本当に神秘的で、ああいう、青が幾重にも重なった空間の静かな雰囲気、私大好きなんだよね。そんな水族館なイメージそのもののWAIPのaquqliumは、疲れた大人がほつとしたい時にお勧めの一枚、ぜひみなさん、聞いてみくださいね。そしてたまには水族館に行ってみたりすると、ささくれた心がしっとりすること、うけあいなのです。
写真 亀石利光