読みました

本を読むのが好きです。
忘れないように感想等を書いています。
その他、ねこのひとり言…。

今夏の読書

2013-09-05 11:58:35 | 読書
                       時々

 朝からの雨に、通勤の家人にを差出して
家に缶詰めになった?です。

 気合を入れて、サボっていた掃除をしてから、
そのままのテンションで、読書感想を書きました
               

             「水底の森」 柴田よしき著

 アパートの部屋に顔を潰された死体が発見された。
所轄の刑事、遠野要が見つけた写真たての、高見と

いう夫婦が住人らしいが行方不明。凄惨な現場には
シャンソンが流れ続けていたせいで発見されたとの事。

 次に日に第2の殺人が起こり、事情不明で捜査は
難航。物語は風子の過去と捜査の進行が交互に進む。

 一方遠野は、娘の養育を巡り妻とはギクシャクして
いる。現場で見た写真の女性に昔の記憶を重ねる。

 捜査が進む中、風子に夫殺しの容疑がかかる。
風子の行方を追って、遠野は福井、金沢、京都を巡る。

 風子に関わる人を訪ね歩くうちに、次々に意外な
事実を知る。交錯する遠野の記憶。

やがて遠野の疑念は確信に変わる。風子の運命の変転は、
周りと葛藤する遠野を引き込んで意外な方向に向かう。


 物語は二転三転。遠野の心象風景も重なって、読む
者を最後まで引っ張って行きます

 最近放送された「激流」が面白く、図書館に借りに
行ったら貸出し中+予約待ち。仕方なく借りたはずが、

単行本で3㎝分の分厚さは読み応えがありました

 様々なジャンルの本を書かれるようですが、外れは
無さそうな気がします。↓参考「激流」の紹介ページも。

 柴田よしきHP→  http://www.shibatay.com/