アタッシュケース

メルクリン　アタッシュレイアウト

メルクリン　ミニクラブ
鉄道模型レイアウト　全てがアタッシュケースに収まるセット
この完成品が20万円ちょっと

ちょとしたスイス製腕時計も買えない額ですから
安いといえば安い

20年以上前に　これの存在を知って　
無性に欲しくなった時期がありました

独りで　ひっそりと　アタッシュケース開けて
小指サイズの列車を　遠い目で追う

仕事に疲れ　暫し全てを忘れる為のホビーでしょうけど
特に　忙しくもない男が　こういうのに没頭しても
趣味に溺れちゃうか　遊び散らして　どこかに捨て置いちゃうか

兎に角危ない処でした　
当時これ買っちゃってたとしたら　
まず間違いなくお蔵入りでした
手持ちの　多くのカメラとレンズ同様

でも　最近のユーチューブ観ると　同病の方々も　まだ多く
アタッシュケース派も少なく有りません
スピードコントロールも　正確になっていて
2編成　同時に運行させたりしてます

独りで遊んでる画像もあり
グループでワイワイやってるムービーあり
家族で和気あいあいは　ほとんど見られません

よく”趣味を家族で楽しんでます”　って言ってますけど
メンバーのうちの誰か独りが突出してて
程度の違いはあるにしろ　他の人は
付き合ってるだけ

そういうのは
優しい家族が居る　稀に見る幸せな環境ですね

で　昔から　このアタッシュケースセット
一体どんな人が　どういう状況で遊んでるのか
気になってました

友達に見せびらかす
で　5分は時間が潰れます
そのくらいが　友達も我慢の限界でしょうね

家族と友人　全部併せて　10人も　自慢する相手が居るでしょうか
お披露目が　ひととり済んじゃったら
哀れ　メルクリンは　お役御免

そこまでが　常識と良識のある　真面目な社会人
さらに　仲間を求めて　
このアタッシュケース抱えて　遠出する様になったら
ドップリと趣味の世界へ　踏み込んじゃってますね

紙飛行機の趣味の方のお話　伺った事ありますけど
シンポジウムや　大会が有ると
他国からのお客様を招待して
豪華なホテル取ったり

あちらの招待だと　向こうでコテージ用意してくれたり
それはそれは　大変お金がかかる趣味だそうです

お茶だって　お茶とお菓子で　侘び寂び言ってるだけじゃなくて
いびつな茶碗に　天文学的値段払ったり

まあ　このメルクリン
りっぱな文化じゃないですか
と　強引にくくります

鉄道のオモチャだけど
こんなにあからさまに　子供から取り上げちゃったってスタイル
ドイツ人の大人も　おとなげない

今はユーチューブに　コアな趣味の実演をアップする
そういう楽しみもあって　悪くなさそうな世界です