癒やされるかもしれない研究所日誌

人生とか人間関係とかお金とか、そんなことを考えて思ったまま綴っています。スピリチュアルなことも多いです。

嫁は小間使い

2014-06-05 10:00:00 | 気付いたこと

また出ました。
昔言われたことで、今に影響を与えている言葉。

「嫁は小間使いといっしょだ」

子供の頃、父親に言われた言葉です。

父は末っ子で、両親と歳の離れたお兄さんと、そのお嫁さんと暮らしていた時期がありました。

昔の話なので、そういう時代だったんですよね。

子供だった父は、兄嫁の大変さを見て育ち、その父が、娘を持った。

それで、
「嫁は小間使いといっしょだ」

だから、女は、掃除は隅々まで丁寧に出来るようになれ!

女は、勉強なんてしなくていい。
家の手伝いをしろ!

と言われました。

家の手伝いをして、家事のスキルを磨けということだったんでしょうね。

私の子供時代には、男女共同参画が声高に叫ばれておりましたので、

父に対して、
「なんて時代錯誤な事を言うんだろう」

なんて思っていましたが、

その私が結婚し、夫の両親と同居することになり、

夫の母に最初に言われた言葉が、

「私は、料理も掃除も片付けも嫌いだから、しないからね。」

最初は、ラッキーだと思いました。

姑さんが料理も掃除も嫌いなら、私がきっちりした掃除や料理が出来なくても、嫌みを言ったり怒られたりする筋合いないはず。

つまり、気楽にいられる!

でも、月日がたつにつれ、

料理したくないなんて、
掃除をしないなんて、
こまめに物を片付けないなんて、

女のくせに!

こっちだってやりたくてやってるわけじゃないのにズルい!

そのくせ、お惣菜はバシバシ買ってくるし。

健康のことも少しは考えろ~!

女として、姑として、祖母として恥ずかしくないのか!p(`Д´)q


あ、Σ(・ω・ノ)ノ

「嫁は小間使いといっしょ」
だから女は家事がしっかりできるように…。

父の言葉が聞こえました(・・;)


今は姑さんの姑さん(大姑さんというのかな?)は、私が嫁に入る何年も前に亡くなってますが、

私は、「同じ嫁に入った人間同士」として、姑さんを見ていて、そして、人並みの嫁のようなことをしない姑に腹を立てていたようです。

まるで、家の手伝いをしない私に父が腹を立てているがごとくです。


心に染み込んだ言葉って怖いですね。


今にして思えば、父は、

嫁に行った先で、私がお姑さん達に、いじめられないように、立派に家事をこなせる女性に育って欲しかったんですよね。

で、幸い、私の嫁ぎ先は、家事がまったく不得意でも、いじめられたりしない家だった。

それだけのことだったんですよね、きっと。