また出ました。
昔言われたことで、今に影響を与えている言葉。
「嫁は小間使いといっしょだ」
子供の頃、父親に言われた言葉です。
父は末っ子で、両親と歳の離れたお兄さんと、そのお嫁さんと暮らしていた時期がありました。
昔の話なので、そういう時代だったんですよね。
子供だった父は、兄嫁の大変さを見て育ち、その父が、娘を持った。
それで、
「嫁は小間使いといっしょだ」
だから、女は、掃除は隅々まで丁寧に出来るようになれ!
女は、勉強なんてしなくていい。
家の手伝いをしろ!
と言われました。
家の手伝いをして、家事のスキルを磨けということだったんでしょうね。
私の子供時代には、男女共同参画が声高に叫ばれておりましたので、
父に対して、
「なんて時代錯誤な事を言うんだろう」
なんて思っていましたが、
その私が結婚し、夫の両親と同居することになり、
夫の母に最初に言われた言葉が、
「私は、料理も掃除も片付けも嫌いだから、しないからね。」
最初は、ラッキーだと思いました。
姑さんが料理も掃除も嫌いなら、私がきっちりした掃除や料理が出来なくても、嫌みを言ったり怒られたりする筋合いないはず。
つまり、気楽にいられる!
でも、月日がたつにつれ、
料理したくないなんて、
掃除をしないなんて、
こまめに物を片付けないなんて、
女のくせに!
こっちだってやりたくてやってるわけじゃないのにズルい!
そのくせ、お惣菜はバシバシ買ってくるし。
健康のことも少しは考えろ~!
女として、姑として、祖母として恥ずかしくないのか!p(`Д´)q
あ、Σ(・ω・ノ)ノ
「嫁は小間使いといっしょ」
だから女は家事がしっかりできるように…。
父の言葉が聞こえました(・・;)
今は姑さんの姑さん(大姑さんというのかな?)は、私が嫁に入る何年も前に亡くなってますが、
私は、「同じ嫁に入った人間同士」として、姑さんを見ていて、そして、人並みの嫁のようなことをしない姑に腹を立てていたようです。
まるで、家の手伝いをしない私に父が腹を立てているがごとくです。
心に染み込んだ言葉って怖いですね。
今にして思えば、父は、
嫁に行った先で、私がお姑さん達に、いじめられないように、立派に家事をこなせる女性に育って欲しかったんですよね。
で、幸い、私の嫁ぎ先は、家事がまったく不得意でも、いじめられたりしない家だった。
それだけのことだったんですよね、きっと。