プラスアルファ

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不安な思いをウダウダ書き散らす日記

厚労省様へ末端の言い分を。

2006年08月26日 11時04分37秒 | 辛辣うだうだ放題

脱「非正社員」へ支援
…と、某新聞の一面見出しを見て「はぁ?」と思ったMです。

政治経済の難しいことはわかりません。
でも、コレだけは言える
実際に使えないものに税金かけても意味ないって。
いや、使う人が限られているものに税金投入しないでよ…って言いたいわ。
なんでも予算立てて、金ばら撒きゃいいって話じゃないでしょ。
そのお金はね…北朝鮮と同じで末端には流れてこないのよ。
特定の企業が喜ぶ話だよね。
何故この国のお役人は、こんなに単純で世間知らずなんだろ。

今でもあるかどうかは知りませんが、
再就職スキルアップのための資格を取るために、
講座を受ける人は、国が補助してくれるという…
…そんなのありましたよね?
一時期、パソコンスクールとか、英会話教室とか、カルチャーセンター系が
それで人が溢れていたような記憶があります。
一人あたり30万~50万円くらいの補助があったんですよね?? 違った?
 
実際、あれは使える人が限られていたので、Mが利用したいと思ってもダメ。
確か正社員で何年か働いた人が対象じゃなかったかなぁ??
とにかく利用してなかったし、制度のうろ覚えなのでなんとも言えませんが…。
…でも、利用したくてもいろんな縛りがありすぎる。
自営業のダーを手伝ってた末端のMには、利用する資格がなかったのよね。
制度の仕組みを電話で問い合わせて、自分の立場を言った時、
電話口の女性が事務的に言ったセリフ、
「あなたは利用できませんね」……今でも耳に残ってます。

15年位前はバブル崩壊がジワッと押し寄せ、元請がパタパタ倒れた時期で、
ダーの会社もその煽りをうけ、いろんな処理で忙しかったので、
Mがボランティアで手伝っていたのが仇になってしまったみたい。
当時、どこかの会社で働きたくても、年齢制限が厳しかったのよね。
更に10年以上前に30歳を過ぎた時点で、
もうすでに正社員の口などなかったし…。

結局Mみたいなのは、国が支援する様々な制度は利用できず、
ずぅ~っとアルバイト、パート、プー太郎、と、さまよい続け
年くって余計働く口が無くなっていくんだよねぇ~~

厚生労働省とか、官庁で働いている人には分からないと思う。
彼らの考える対象は、いつも一般大手企業社員とか、退職者ばかりなんだもん。
考える次元が最初から違うのよ。
社会の末端で、一生懸命身を粉にして働く国民を救済すべきなのにさ。
今すぐMの家にいらっしゃいよ。
働くということが、お金を稼ぐということが、日々の生活をするということが
どういうことなのか、身をもって教えてあげられましてよ。ホホホ
(…って、貧乏自慢か?

こぉ~んな 脱「非正社員」の支援だなんて…
国民に、さもやってあげますよテキな予算なんて意味ないし
しかも全体的に若い人対象でしょ。
ハローワークだって、若い子専用のカフェまで設けちゃって
おばさんMなんて入れやしない。
ハローワークのカウンターの向こうにいる人たちも
なんだか、イマイチだなぁ…って思う…悪いけど…。
てか、12時ぴったりにお昼に入るのやめてよ。
今は改善されたの?
近くに食堂も無いハローワークで一時間も待たされる身にもなってよね。
…あ、…話がそれた…

これからの日本は、30代後半からの再就職組みを重点的にフォローしなきゃ
誰が日本を支えていくのよ。
30代後半から40代、50代、60代って一番仕事が出来る人達なのよ。
その人達が定年だの、途中退職した場合の再就職先がないって知ってんの?
それをどうするか…ってのが厚労省にかかってるのに、
まったくお話にならない助成金をばら撒いても税金の無駄なの。

その前に企業に対して圧力かけてよ。
えんぴつや消しゴムみたいな消耗品と同様に人件費を考えるな! って。
最低賃金で求人を出す企業って、最低賃金同様、最低企業だと思ってる。
そんなとこ誰も行かなきゃいいのに。
そしたら賃金も上げざるを得ないでしょ。
それでも働く場所があればいいと思っていくのよ。
で、足元を見られていいように使われる。
どうせ、他にいくとこなんて無いだろうって。
働くほうの意識も低下するし、いいことなんて何もないのに。
しかも、サービス残業なんてのは当たり前。
だいたい、定時から定時までなんて絶対ありえないし。

例えば会社から「15分早く出て掃除をして、お茶を入れてください。」と言われて
15分早く会社に出て、掃除をしたところで15分の賃金は出ない。
それがその会社で働く条件であり、
どんなにタイムカードを押していても15分余計に出ることは無い。
しかも男性社員は9時ギリギリに出社するんだよね。
こっちは15分前って言われてるから、30分前には行くわけじゃない?
これって思いっきり差別よね?
てか、公務員様なら15分早く出て掃除しなさいなんてことないよね。
民間の零細企業では、そんなナンセンスなことが「当たり前」なのよ。
帰りは帰りで残業したところで、ある一定のところでカット。
能力が無い=残業という単純な図式などではないのよね…。
ソレに対して意見を言うときは、辞めるときさ~。
やめる覚悟がなければ、働く環境を改善することもできないのよ。
きっと厚生労働省のお役人さんたちには、想像もつかない世界だろうなぁ…
北海道なんて殆どが零細企業だから、そういうところにしか勤められない人は
毎回苦い思いをしてるわけよね。

Mはフリーターの定義には当てはまらないけど、
パートやアルバイトをしている不安定な部分では全く同じ。
今「パートとかアルバイトでいい」と言ってる若い人たちの中には
正社員がどういうものかを知らないでいる人のほうが多いと思う。

果たして彼らに「正社員」という選択肢があったわけ?
しかたなく、とりあえず、やってたんじゃないの?
それが定着されると「まぁいいか」になっていく。
で、諦めて「フリーターが気楽でいいし」って言ってしまう。
正社員という立場を知れば違うんじゃないか…とMは思う。
だって彼らは、正社員の醍醐味を知らないんだもん。

年金だって、健康保険だって、会社が半分負担してくれる。
福利厚生がしっかりしているというのは、ありがたいことなんです。
昇給だって、ボーナスだって…一時期のバブルほどの勢いはなくても
期待はできますよね。

みみっちぃアルバイト生活から脱却すべきなんです。
でも、なぜ脱却できないか。
企業が人を受け入れないからに決まってるじゃないっすか。
こればっかりは政府がキレイごと言ったって無理ですよ。
雇用の問題は、働く側じゃなくて、使う側に90%も主導権があるんですから。
フィフティー・フィフティーなんて、夢物語だわ。

でね、使う側っていったって、ちゃんちゃら可笑しい。
面接官といえども、人を選別できない人間がやってたりするし。
Mは面接官をやってたこともあるし、面接をうける立場もやったことあるから
よぉぉ~~~~く分かります。

数年前、自分が面接を受ける立場になった時、
面接官を見て「あ…この会社はやめとこ…」と思うことが多々ありましたもの。
面接を受けに行くほうだって、会社を冷静に見てるんだよね。
それもわからないヤツに面接官を任せてる会社はオワってる。
会社の社長、常務、役職の付いた人が直々に面接する会社は、
面接している間によぉ~く分かりますね。
この会社でやっていけるかどうか…というのが。
せっかく合格通知をいただいても、面接中の社長の態度を見てやめたと言うのも
今までの経験の中にはあります。

一般に企業として人を募集していながら、働く環境が劣悪なのは恥かしいことです。
でも日本の中小…いや、零細企業になればなるほど
会社としての意識が薄い。
会社に体力がないから、人件費を削ろうとする。
社員のモチベーションも上がらない。
これって全部がマイナスに作用するのに、それに気づかない経営者が多い。
…って、またウダウダと長い話になってくので、この辺でこの話にけりをつけねば…。

日本の法人税は高すぎますよね。
そこから入るべき問題だとMは思います。

厚生労働省のみなさん、働く国民の意識を少しでもあげたいなら、
まずは一般企業の実態を調べなさいよ。
働く側じゃなくて、雇用する側の問題を先に解決してください。
終身雇用ではなくなってきて、その場限りの人材を集めてる企業に
今後どういう方針を打ち立てろって言ってるのか…
Mにはよく分からん…。(別にMが知ってどうなるわけでもないけどさ。)
とにかく、それさえ解決しないのに、安易にお金をばら撒かないでよ。
で、また財源足りなくなったから
消費税アップしてなんとかしよう…なんていう図式になるわけ?

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