敬老の日に…

何年か前に、焼却炉に白骨が見つかって
それが老夫婦のものだった…という事件（？）がありました。
最後まで人の手を煩わすことなく、
自分で自分達夫婦を始末した年老いた夫…。

妻の介護に疲れ果てた自決だったと思う。
どんな思いだっただろう…
焼却炉を燃やすために用意をしていたんだろうな…
妻を先に入れ、自分もその横に横たわり
火をつける。
白骨化していたというなら、
火の勢いはかなり強かったんじゃないのかな？

本当にどんな思いだったんだろう…。
戦後を乗り切って、今まで精一杯生きてきた人達が、
こんなふうに命を絶たなければならないほど
生きていくのが辛い世の中なんだ…。
死んだほうがマシだと思えるくらい
今の世の中に絶望してしまったんだ…

体の弱い人、お金のない人は
この先、日本では生きていけないかもしれない。

昨日の敬老の日に、妻の介護に疲れた夫が
妻を殺し、自分も自殺を図った。
脳梗塞を患って自分も入院していたらしい。
なんとも……
言葉もない…

老いているものが、老いたものを看る。
この現状が把握できてないんだろうか？
何のために国勢調査をするのかな？
それをしたことによって、
どこにどんな人が生活しているか分かるんじゃないの？

何のために戸籍や住民票があるのかな？
これだって同じこと。
日本人って、たかだか１億数千万しかいないのに、
最小単位の役所でさえ、個々に対して無責任。
病院に来た時点で、健康保険証を見れば分かるだろうに。

何のために税金を払ってるのかな？
…てか…
福祉って何？？

この国は弱いものには手を差し伸べたがらない。
儲けの少ないことには消極的なようだ。
それだけはハッキリしてきた。

近い将来、多分Ｍも同じ道を辿るんじゃないかな。
今から覚悟はしてる。