プラスアルファ

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不安な思いをウダウダ書き散らす日記

なぜ勉強するのか?

2006年11月02日 22時19分17秒 | 辛辣うだうだ放題

今回の、高校の必修科目履修漏れ問題で、一番情けないと思ったのが、
インタビューに答えている高校生の中に
「履修した自分たちは損した。すごく不公平だ」と思っている子が多いこと。
マイク持ってる大人は、インタビューの後に言ったんだろうか…
「そんなことないんだよ。勉強できなかった子のほうが損したんだよ」って。
ま……言えないやね。
マイク持ってる大人だって、受験勉強をするための時間が欲しいって…知ってるもんね。
受験に必要じゃない教科の勉強時間は削りたいって思ってたはず。

子どもが大人に「なんで勉強しなきゃだめなの?」って聞いた時、
ひとむかし前は躊躇する大人が多かったですよね。
でももう今の子どもは、聞いてこない気がする。
今回のことで分かったんじゃないのかな。
とりあえず「受験のため」ってことが。
高校を決めた時点で既に進路が決まってる。
その高校を目指したのは、どこぞの大学に行くため…ってことが。

だから親は過熱するんですよね、幼稚園のお受験に。
そこからして何かが違ってる気はしますが、
自分のための勉強じゃないってことが、今回のことでよく分かりましたね。
現役の高校のこどもたちが感じてることなんだもの。
でも…
受験のための勉強だけをするってことは、
勉強することに喜びを感じてるわけじゃないんだよね。
で、そんな人間は大学に行ったって勉強なんかしないし。
じゃあ、なんのために大学に行くんだ? っていうと、
ただ、大学卒業っていうライセンスが欲しいだけなのさ。
それだけ。
要するに、なぜ勉強するのか…の、現時点での正しい答えは
「希望の大学の卒業証書を手に入れるため」ってことなんだな。

社会はそんな薄っぺらいことで成り立ってる。
でも、勉強ができるっていうことは、本来はとてもありがたいことだと思う。
だってね……
知らないってことは損なんだよ。
だからって何もかも知ることは不可能だけど、社会の仕組みにしても、
日本の歴史にしても、知らないよりは知ったほうがいい。
そのためには勉強しなきゃ。
自分のために…っていうのは、大人にならなきゃ分からないと思う。

ただ、今は学歴社会がはびこっているので、いい大学を出ていい省庁に就職。
あとは出身大学の先輩が引き上げてくれるさ。
ねっ。
文部科学省のみなさん。

てか、みなさんが、どんなに上手く言いくるめたと思っても無理よ。
Mなんか穿った見方しかできないし。
とにかく現実を直視しなきゃ…。
今のままだと、学力のないまま大学を卒業するコが多すぎて、
日本は国際社会の恥かきっこになっちゃうよ。

ニッポンジン、ベンキョウ、シナオシテクダサァイ、オハナシニナリマセン…
一昨日きやがれ……ってさ。

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