どっちがいい？

ＹＥＳ　ｏｒ　ＮＯ
さて、究極の選択。

今、あなたの住んでいる「まち」は財政破綻目前だとします。
そこにタイミングよく、
核廃棄物の最終処分場に立候補しただけで
１０億円の交付金をあげちゃうぴょ～…と、国から言われたら、
立候補　する？　しない？

以前聞いたときは、この場合、調査をするだけらしい…とか。
調査結果によっては、適した場所でなければ白紙になるらしい。
また、調査するのも年数がかかるから、
その間に諸般の事情ってものが、
時代によっては変わるだろうから、
あとから「やっぱ、やめた～」と、言ってもいいとか。
その場合、貰ったお金は返さなくてもいいらしい…
という説明をＭは聞きました。

今、揺れてる東洋町では、ＹＥＳ・ＮＯっていう以前の問題で、
議会も通さずに、町長が独断で決めたことに対して、
最初、住民は怒ってたのよね。
んもう…町長ってば…
で、そんな恐ろしいものを持ってくることに手をあげるなんて！　
…てんで、住民の半分は怒った。
なのに、ここでまた町長は、
リコールされる前に辞任して、再出馬。
これまた火に油を注ぐ結果となってるし。
この町長さん…どういう人なんだろう…
策略家なら、もっと巧妙に立ち回ってるんじゃないかなぁ…。
ただ単に、単純なお方…と、Ｍは見た。しつれい～～。

問題をややこしくした町長の責任は重大よ。
賛成したかもしれない人を、反対に回した可能性もあるし。

自分のまちに核廃棄物を持ってこられて、喜ぶ人はいないでしょうね。
でも、どこかに処分場を作らないと、リンダ困っちゃう状態で……
そこで苦肉の策として、国はニンジンをぶら下げることにした…と。

ばっかみたい！

これって、国は最初から原発に関しては、
全くの無計画だったって、露呈してるってことよ…
なぁにが安全・安心ですって。
散々、データ改ざんしておいてさ。
で、最後は捨てる場所探しでオロオロしてる。

Ｍが思うに、データ改ざんしたところの電力会社社長達は、
日本から離れた孤島に土地を買って、
そこに最終処分場を作って、廃棄物と一緒に暮らせばいいのよ。
頭下げて謝るのは誰でも出来るから、
ここは、やっぱ会社のトップとして、責任者として、
誰にもできないようなことしなきゃ！
孤島で頑張ってもらいましょうよ。

で…
どうする？
自分のまちに最終処分場作ることになったら…。

Ｍだったら、交付金だけありがたくいただいて、
調査結果が出て
「おめでとうございます。アナタの町が最終処分場に決定いたしました」
と言われても、
「やっぱ、やぁ～～めたっ」と言いますわ
目の前に財政破綻が迫っていたら、背に腹はかえられませんゼ。

これは渡りに船とでもいうのかな？？
船…といっても、豪華客船じゃなくて、
思いっきり泥舟ですけどね……

で…
反対した時、目の前の財政破綻の問題はどうなるんだろう…。
どっちにしても、東洋町…問題山積み…
４００年も続いているお祭りさえ中止っていうのが、
いろんな問題を含んでいるってことですよね…。

核廃棄物最終処分場問題。
それに関わってきた利権のあった人達、
巧妙な詐欺師のように甘い言葉で誘う国、
つられてついつい喰いついた町長、

始末に負えないってのは、こういうことなのかな。

一番大変なのは、煽りを受けて二者択一を迫られる町民なのに。
でも、他人事ではありませんのです。
アナタのまちもいつか…