金縛りぃぃ～

コワい話とか、おどろおどろしい話って、
大の苦手なＭです

同じ姉妹でも、Ｍの姉はそ～ゆ～話が大好きなヤツで…
小さいころＭが熱出して寝ていると、
テレビのチャンネル権が自分ひとりのものになった姉は
ボリュームを大にして怪談を見ていた…。

隣の部屋で熱にうなされて寝てたＭは
「音を小さくして」と懇願してるのに、ヤツは知らんぷり。
熱で焼けるように熱い体を布団から出すこともできず、
耳を塞いで朦朧としながら、ひたすら布団の中で丸まっていたＭであります。
あれもまたトラウマになってるに違いない……

で、月日は流れＭの中学生の頃。
歴史ある学校の校舎やその雰囲気…
もういたるところにビシバシと「何か」を感じるのであります
寮生活していたので、寮でも「何か」を感じていたＭ。
そしてその頃、初体験した「金縛り」
科学で証明されているメカニズムは解るんだけど…
どう考えても、ど～～もそれだけではないような…

それは真夜中にいきなりやってくるのです。
最初のうちは怖くてものすごく抵抗しまくり、
全身に力を込めて手足を動かそうとするけど、びくとも動かない。
声を出そうとしても出ない…
耳元で誰かのささやく声まで聞こえて、恐怖のどん底に突き落とされるのです。

金縛りがとけたときには、全身汗だくで倦怠感がすごかったんだけど、
何度か経験していると、そのうち抵抗するのを諦めて、
好きにしてチョ～ダイ…って思うようになり、
力を抜くとフッとラクになったりして…。
Ｍは金縛りをコントロールできるまでになっていました

あれからン十年…

昨夜、久しぶりに金縛りにあったＭでありました

あんなにコントロールできていたのに、数十年ぶりともなると……

隣にダーが寝ているので、コワくはなかったんだけど、
無駄な抵抗をしたため、金縛りがとけたあとはグッタリ汗だく。

金縛りって、体は疲れているけど脳が休めずにそうなる…っていうけど、
昨日は体中が痛かったから、一歩も外に出てなくて、
ＢＥＤと居間を行ったりきたりする程度だったので、
絶対に体は疲れてなかったと思う…

で…
家の中でピシッ…とか、パシッ…っていう音…
ラップ音っていうらしいのですが、それもしょっちゅう耳にします。

まぁ、これも家の建材が日中温まったものが夜になると冷やされて、
その伸び縮みでおこる…とも言われてますが…
確かに元住んでいた家は木造だったので、しょっちゅうバキバキ鳴ってました。
でも…
今住んでいるアパートはコンクリートだし、
部屋の中で鳴ってる音って何よ？

Ｍはシックスセンスがありません。
余計なものを見たくなくて、そう思い込んでいるのであります。

…てか…ムカつくでありますっ！
人の生活の邪魔するなぁぁぁ～～～　…です。


で…
シックスセンスがないとか、信じてないとか言いながら、
結局「何か」のせいにしてるＭでありました