プラスアルファ

今の日本はおかしい。
規制緩和して日本を売るつもり?
不安な思いをウダウダ書き散らす日記

そこに私はいません

2008年08月15日 21時05分08秒 | 辛辣うだうだ放題
お墓参りに行ってまいりました。

Mは昔から思ってました…
この広大な土地にいるのは亡くなった人…
生きてる人でも、一生土地を持つこともできず
住む場所も一定してない人がたくさんいるのに
死んでカタチのない人(?)に、しっかりとした安住の場所がある。
…それって……どうにも……納得できない…って。

ま…
半分やっかみなんですけどね
世の中お金だもん。

Mはお墓いらない主義だから、生前にお墓を作るつもりないし、
死んだ時にお墓なんて建てないでね。
その辺に散骨していいから。
死んでしまった元人間にお金使っても意味ないし。
……と、10年くらい前に息子に言ったことがある。

すると息子say
「じゃぁ、どこに御参りに行けばいいのサ?」
息子の頭の中も完璧に一般常識化しちゃってるし…

思い出したときに手を合わせりゃ良いじゃん。
それで十分。

で、そのうち新井満さんの本が出て立ち読みした…
「私のお墓の前で泣かないでください……」
立ち読みしながらウルウルしちゃった

そのあと曲が大ヒットしたけど、そのときには白けちゃってた
…なんだか……最初の感動と違うんだもん……

ま、それはそれとして……


要するに…
Mは、死んでしまってから手厚く何かされたって意味ない。
生きてるときにお互い後悔しないようにしたい…って思う。
…ただ…
後悔しない…ってのは「絶対」在り得ない…けどね…

でもさ~…
今の時代、ステキな景色の見える場所に墓地が建設されているけど、
すでに高齢化社会。
この先、亡くなる人のほうが多いってことっすよね?

てことは、平屋(?)の墓地って難しくなる…
その延長線上で考えると、そのうち死んだ人のために、
高層マンションなんかできるんじゃないか…って思う
そうなったら…ちょっと寒々しいなぁ。

ま…納骨堂がもうすでにそんな感じですもんね…

お墓も納骨堂も、御参りする人がいなくなったら
やっぱり寂しいものですね。

こうやってお盆や彼岸にお墓参りに行くと、
誰も来た気配のないお墓はやっぱり寂しそう。
そんなつもりで建てたわけでもないのにね…。

子孫がいなくて、最後の一人も亡くなった…とか、
連れ合いが高齢者になって、御参りに行きたくても
行けない状態とか……なんだろうな…。

忘れ去られて風化してしまうお墓なら
最初からないほうがいいのかもしれない…って
今日、やっぱり思っちゃった。

人は最後には自然の一部として土にかえるんだと思う。
それなのに、お墓という人工的な入れ物に入れられて…
要するに、コンクリートの中に閉じ込めてしまう…ってのは
やっぱり自然に反してる気がする

そこに私はいません……はい、Mもそう思います

でもさ~~
散骨って法律的にマズイんですよね…
世知辛い世の中だぜぇ~~
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