Ｍは、家族から植物殺しと呼ばれている…。
緑ものは大好きなのに、上手に育てることができない。
なぜか…
忙しさにまぎれ、水やりやお手入れを忘れてしまう…から。
クーちゃんのように『おかあさん、お水ちょうだい』と、訴えてくれない。
黙ってそこにいるだけなので、すっかり忘れちゃう。
で…
元気がなくなってから気づく。
つい先日、ジュリアンを買ってきた。
毎年、この季節になると必ず買う。
しかし…
今までは、咲いている花がなくなると、葉っぱまでがダメになって捨てちゃってた。
お花屋さんで目が合っちゃって…ついお持ち帰りした可愛いジュリアン
今年も懲りずに買ってきたの？ と、家族からは非難の嵐だった…
い～～じゃん！ 可愛いじゃん！！ 花には罪はない！ …と言うと、
罪もない花を殺してしまう、アンタが罪深い …と言われた…。
今までは…ホラ…忙しかったから…。
でも、今は時間があるから大丈夫、大丈夫！！ と、家族を納得させたけど
疑わしい目でＭを見ている娘がうっとうしい。
このジュリアンちゃん、毎日水やりを欠かさずに、たまにお日様にあてて
大切に育てていたＭだった…
が…
しかし…
なぜ？
ＷＨＹ？？
買ってきてから１週間もしないのに、お花がすっかりなくなって
くたぁ～～っとしてしまった。
もう、Ｍも一緒にくたぁ～～っと…ガックリ。
その後、お花屋さんのお兄ちゃんに
「ジュリアン、ぐったりなっちゃって…もうダメかなぁ？」と、聞くと
「きっと、水があがっちゃったんだね。」と。
「バケツにぬるま湯を入れて、１時間くらい頭まですっぽりジュリアンを入れておくといいよ」と。
「そんなことして…大丈夫？？」と、Ｍが言うと
「シャキっとするから、やってみて」と。
早速、家に帰ってやってみた。
ガンバレ～！ 葉っぱだけのジュリアン！
酸欠にならないのかなぁ…
あ…でも、植物だから酸素はカンケーない？？
…などと考えながら、じぃ～～っと見ていると、やけに気持ちよさそうにも見えた。
そして１時間後。
なんということでしょう！！
お花屋さんのお兄ちゃんの言うとおり、しゃっきりと元気になったジュリアン（葉っぱだけ）
やったぁ！！
もう二度と家族には「植物殺し」なんて呼ばせないぜ。
…なぁ～～んて、強気だったのに
このジュリアンちゃん、その夜には、もうグッタリしてた……
え～～ん、なんでぇぇぇ？？
…というより、ちゃんと育て方を勉強しなきゃダメじゃん。
Ｍは昨日初めて、本気になってジュリアンの育て方をネットで検索して学んだ。
せっかく復活したので、一番暖かい場所に置いてあげて
寒くならないように（湯ざめしないように？）過保護にしていた…。
Ｍのやったことは、ジュリアンにとっては迷惑なことだったらしい……
猛省
