プラスアルファ

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不安な思いをウダウダ書き散らす日記

月見に一杯

2012年11月01日 18時04分41秒 | 辛辣うだうだ放題

11月。

実家は色々とワケあって、Mは父方の親戚は誰ひとり知らずに育ち、
当然、祖父母も母方しか知らなかった。

母方の祖父は既に他界しており、物心ついたときは祖母がいた。

たぶん祖母は50代なかくらいだろうか。 
Mが幼稚園に通ってた頃、上富良野で居酒屋を経営していた。

母は祖母のことを「水商売の女」と言って、毛嫌いしていたのをMは知っている。
当時、ニシムラさんというお爺ちゃんがいて ←よく名前を覚えているものだと自分で感心。
このお爺ちゃんは、祖母のパトロンだったのだろう。
「いいトシして、いやらしい」と、吐き捨てる母の歪んだ顔を思い出す。

Mは、祖母の家に泊りに行くのが好きだった。
ほんの数軒集まった小さな飲み屋街。狭い路地の上を見ると、
飲み屋の軒先伝いに、色のついた裸電球? が垂れ下がっているので、
夜になると赤や青、緑の電球がピカピカ揺れて、
毎日がお祭りのようだった。

店の2階に祖母の寝室があり、大きな仏壇の前にMの布団を敷く。
窓の外には、色とりどりの電球が見え、
階下からは、大人の楽しそうな笑い声と、
ジュークボックスの音楽が、微かに聞こえてくる。
一番よく聞こえる音は、ベースのボンボンという重低音だった。

Mは、その音を聞きながら眠りにつく。

まだ小学校に上がる前のMだったので、
祖母が昼間から寝ている意味がわからなかった。

普通、大人は朝早くに起きるはず。
祖母はMが起きると同時にベッドに入った。
「おばあちゃん、起きて遊ぼうよ」とMが言うと、
「ちょっと寝かせて、あ、その前に下に行ってお酒もってきて」と言うので、
Mは小さいなりに、昼間からお酒を飲むのは体に良くないと思っていて、
お水をコップに入れて持って行った。

祖母が「ありがとう」と言って、コップに口をつけると
「うわ、水だわ。M、お酒って言ったのに」と言うので、
同じ透明なのに、やっぱ分っちゃうんだ! と、
おどろいたMだった。 ←当たり前だ……。

祖母の居酒屋は、毎日自衛隊さんで賑わっていた。
店の名前は「月見」

ちょっとハイカラな、バー風な居酒屋さんだった。
若いおねいちゃんも雇っていて、彼女は美代ちゃんと言った。
その後少し大きくなった時、テレビを見ていると、
ホームドラマで出てくるお手伝いさんの名前が美代ちゃんだった。
お手伝いさんの名前はみんな美代ちゃんなのかと、
マジで思ったMだった。 ←なわけない。 

Mと姉は、祖母の家に遊びに行くたびに、
下で遊んだらだめ! と、美代ちゃんに叱られ、
追っかけられて逃げて、2階に続く直角のような階段から
2人とも転げ落ちたことがあった。
それもこれも、今では楽しい思い出。

11月、空気が冷たくなってお月さまもハッキリ見える気がスル。

月見に一杯。

Mは祖母のDNAを色濃く受け継いだのかもしれない。
今月、なんとMはすすきのに店を出す。

あ、でもMにパトロンなんていないよ。
しかも、Mは「〇〇さん、いらっしゃぁい~」なんてできない。
人の顔も覚えられないし……。
Mは店には出ない。
Mの知り合いが来た時などは顔出すけど……。

とある店のオーナーになるのでアリマス。
オープンは今月末あたり。
ほとんど会員制の店になるので、
大々的な広告はうたない。

ここんとこ、忙しくしていたのはこのせい……デ、ありました。
まだアレコレと、打合せが残っていて、
新規オープンってのは、マジで体力勝負ッスね。

頑張るデス。

月見に一杯、花見に一杯、
呑んべは、ちょっと理由をつけて呑みたい。

 



 

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