例の3.11以来、「頑張って」という言葉が嫌われないかと、
Mは危惧してた。
やっぱりあれから1年経って、「がんばってね」という言葉に対して敏感になってると実感した。
でもどうだろう??
何かを達成しようと思ってる人は、「がんばってるね」とか「がんばってね」って言われると、
素直に嬉しいと思うけどなぁ……。
ただ、好きなことをやるときって、頑張らなくてもできる。
そんな時「貴女は本当に頑張り屋さんですね。頭が下がります」とのお言葉をいただくと、
逆に恥ずかしくなる。
いえ、……頑張ってるつもりは毛頭ございませんデス……と。
好きなことなので、際限なくやってしまうだけで……お恥ずかしい限り。
しかし、
それ以外の事、特に苦手なこととか、辛いことは頑張らないとできないってのが多い。
「こんなに頑張ってるのに、これ以上どうしろっていうの?」って思う時は、
多分、自分ごとしか考えてない時じゃないか……って、最近すごく実感した。
別れ際にでも「それじゃ、頑張ってね」と相手に言われたときに、
私はこれだけ頑張っているのに! まだ頑張れって言うの? って落ち込む時は、
あくまでも「私」 だけのことで、他とは比べることのない考えになってる。
でも、ちょっと目先を変えて『他の人はもっと頑張ってるのかも』って思った時、
自分の頑張りなんて足下にも及ばない……。
そう気付く。
で、Mは
「こんなに自分は頑張ってるのに!」って思うことはなくなった。
ただこれは、自分で気づくしかない。
他人に言われると腹が立つ。
「アンタに何が分るのさ?」……みたいな。
誰だってそうだと思う。
哀しくて辛い時に「頑張ってね。辛いのはあなただけじゃないから」なんて言われると、
「アンタにこの痛みがわかるんかい?」なんて思うよね。
ムカつくより、余計哀しくなる。
Mは今、痛みに耐えて頑張ってる。
てか、頑張ることを楽しんでいるってのもあったりして。
だから、Mには言って!
「頑張れ」って。
こんなとき「そんなに頑張らなくていいから」とか、
「そんなに頑張ってどうするの?」なんて言われると、緊張の糸がプツっと切れそうになる。
いやいや、ものすごく気を遣ってくれてるのはわかるけど、
頑張ろうとしているときに「頑張らなくていいから」と言われるのは、
逆に辛くなる……。
今が頑張りドキなんです。
ゆるゆるで、できる範囲だけど「頑張る」デス。
いつも体が痛くなって、辛くなると、
頭の中に、赤ちゃんを抱っこしたリウマチの若いお母さんが浮かぶの。
彼女はMなんかよりも大変なんだよね……って。
Mがヘタレちゃダメじゃん。
明日はいよいよ、投薬日。
何があたるか……お楽しみ。