先日、クーちゃんの葬儀が終わったあと、
娘と部屋を片付けていると滅入ってきたので、
外にランチ食べに行こうという話になった。
クーちゃんは、火葬されると煙になって空にのぼる。
そこでM達も、ちょっと高い場所で最後のお別れ、
法事のつもりで少し贅沢なランチを選択した。
ホテルの35階でのランチバイキング。
晴れていたので景色もいい。
非日常の場所で、
まったりと、そしてしんみりと……
なぁ~~んて考えてたら、
なんと!
案内されたのが、ママ友の集いの横の席。
Mは驚いたデスよ。
若いママ達6~7人と、ベビーカ―、そして赤ちゃんと
3歳くらいの子ども。
ここはファミレス??
ウンザリした。
もう気分が悪かった。
何ですの? このめぐりあわせは?
とりあえず、料理を取りに行きがてら、
娘と相談。
M「あの席、どよ?」
娘「もう座ったんだし、仕方ないんじゃない?」
M「てかさ、雰囲気が台無しなんだけど……」
娘「だね」
で、Mはボーイさんを呼んで、席をかえてもらうように要望した。
ちょうどお客さんが混みだしてきて、すぐ代わりの席がないので、
空いたらすぐに、席を移動してくれるとのこと。
その後すぐに他の席があいたので、そちらに案内してもらえた。
しかし、残念。
こんなご時世だから、ホテルも客を選んでいられないのかもしれないけど、
Mはガッカリした。
騒々しい雰囲気の中での食事が気にならないなら、
最初から安いファミレスに行ってるし……。
で、Mの結論としては、ここもリピーターにはなれないな……だった。
最近、ランチ時の対応で立て続けに嫌な目にあってるM。
それも、ちょっと奮発したランチに限ってコレ。
どゆことっ?? って怒りたくなるデスよ。
で、気を取り直して食事していると、赤ちゃんの泣き声が……
娘が顔をしかめたけど、Mは見えないからまだヨシとしていた。
でもホント……勘弁してもらいたい。
Mも若い頃ママだったときがあるけど、息子や娘が赤ちゃんだったとき、
ホテルのレストランに連れてこようなんて考えたこともなかった。
今の若いママたちって、本当に何も考えてない。
エレベーターでベビーカ―ごとレストランの中に入り、
悪びれた様子もない。
周囲の迷惑だとか、自分の置かれてる立場、TPOを考えたら、
子どもを預けてママだけで来るという選択肢があるでしょうに。
それとも、これがイマドキの常識??
預けられないならホテルは諦めて、ファミレスに行きなさい!
と、Mは声を大にして言いたい。
そういうことを含めて、覚悟の上の子育てなんだから。
たった数年我慢すれば自由になれるんだから、
それまで我慢するべき。
Mだってそうしてきたんだからさ。
今の社会は甘すぎる。
おかしいよ……。
大人な場所に子ども連れで来ることを許すなんて。
他の客の迷惑を考えてよ。
てか、これもまた「儲け」優先ってことか……。
ホテルがそれを受け入れている限り、どうにもならないし、
言うと逆にこっちが不愉快になるだけだもんね。
ビュッフェ形式のランチだったので、
あのベビーカ―は邪魔だったし、赤ちゃんを抱っこしながら料理をとりにいくと
邪魔でしょうがない。
赤ちゃんがいるんだから仕方ないでしょう! みたいに偉そうにしてた。
周りの迷惑顧みないあの親達が子どもを育てていくんだ……そら恐ろしい。
せっかくの料理がここでも半減。
空に近い場所で、綺麗な景色を見ながらクーちゃんを偲ぶことさえできず、
ただイライラしたランチだった……。
残念。
で、これで話は終わらない。
イライラしながらも、食べるものはきっちり食べたM達は、
お会計しようとすると、前にズラ~~っと例のママ達が並んでいた。
ウゲっ!
やっぱりMはタイミングが悪い。
ベビーカ―と、ぞろぞろ手を繋いだ子どもとで、ごった返していて、
Mの後ろにも他のお客さんが並び始めた。
自分らが迷惑かけてるなんて、微塵も思ってないところがすごい。
要するに頭が悪いんだ。
誰かが代表してお金を集めて、一人が支払えば済むことなのに。
迷惑かけてるなんて思ってないから、いつものファミレス仕様にして、
バラバラでお金を出すために行列を作るのね。
で、やけに会計が遅いと思ったら……なんと。
その中の3~4人のママが、
スーパーのカードにクレジット機能のついたものを出して、
カード決済してるし……。
おいおい……カンベンしろや。
ママ達は最後までやらかしてくれたぜ。
ワラワラとママ集団がエレベーターに乗り込み、
無事視界から消え去ったとき、
ボーイさんがエレベーターホールでMに
「さきほどはお席のことで大変申し訳ありませんでした」と言うので
「いえ、こちらこそ我がまま言ってごめんなさいね」と笑顔で言いつつ、
二度と来ないからいいのよ。と、Mは心の中でつぶやきましたのよ。
てかね、ママ達本当にビックリするのが、
ランチといえども、一応ホテルなのよ?
やっぱりそこは、ホテルや他のお客さんに敬意を払って、
服装にも気を遣うべきだとMは思ってる。
別にわざわざ一張羅着てくることはないけど、
普段着だとしたら、ちょっとしたアクセサリーをつけるとか、
何かアクセントをつけておしゃれっぽくするとか、
気を遣う作業がひとつ必要デショ?
ない、ない。
もちろん、そんなことに気を遣うことができるママなら、
ベビーカ―ごと入ってこないし、子どもも置いてくるけどさ……
ママ達はその辺のスーパーに買い出しに行く恰好だったし、
なんと、その中のひとりはピンクの長靴だった。
ブーツではなく、長靴。
Mと娘は思わず見合って、寂しく笑いましたさ。
これ、イマドキのママ達にとっては、全く普通のことなの?
驚きの連続だったデスよ。
彼女達が確実に子どもらに教えられることは「人を不愉快にする方法」
……だわ。