音楽でも、映画でも、絵画でも、写真でも、演劇でも……
芸術は心に真っ直ぐ届くものがいい。
素人でも「ステキ」「すばらしい」と、感動できるものと出会ったとき、
ものすごく幸せを感じる。
何かと御託を並べて、ダレソレのつくるものだから間違いがない。
みたいな価値観が、今の世の中で大手振っているような傾向にあって、
付加価値が半端ない。
ま、それはそれでそういう流れなんだろうけど、
あまのじゃくなMにとっては、
そんな流れにはカンタンに乗りたくないと思うところ。
その道のツウの人たちがこぞって「これは素晴らしい」と言うものって、
なんだかメンドーなんだよね。
素人のMにとっては。
解釈を聞いた後に鑑賞すると、
また別な角度から見直すこともできるけど、
最初に感じたもの以上にはならない。
好みの問題も大きいのかも。
目にした瞬間、耳にした瞬間、五感が揺れるというか、
六感まで浸透するというか、
自然と涙が出てしまうカンジの音や映像って、
なかなか出会うものじゃないけど、
出会ったときは、生きてて良かった、
今この瞬間が平和で良かった、
……とまで思えちゃう。
そういうものって、ほとんどがシンプルなものだったりして。
複雑な技法というか、凝りに凝った技法なんかは、
最初だけ「おや?」っと気になるけど、
逆に飽きるのもはやい。
ただ、
シンプルっていうのは時間や手をかけていないってことでもない。
というか、プロの受け売りをして、
分かったふりして解説する素人さんにもイラッとするし。
なんか、この人恥ずかしい……って思っちゃう。
芸術っていわれるものは、理屈で感じるものじゃないし。
カンカクなんだろうけど、感情の真っ芯で受け止めるものだと思った。
だから、不意に出会ったときの衝撃はものすごい。
今年はつい最近、その衝撃があったばかり。
生きてて良かった。
平和で良かった。
そう、平和で良かった。
Mがこの世から無くなっても平和であり続けてほしいな。
……と、クリスマスの前日にしみじみと思ったデスよ。
って、Mはクリスチャンじゃないけど、
今の世の中の情勢を考えると、祈りたい気分にもなりますわよ。
ホント、世の中のトップの人たち、
へたなことしないでよね。
……あ、
また本編のうだうだからズレタ……。