さて、今年もいよいよ押し迫ってきたデスよ。
で、
この前から気になってたお相撲さんの世界。
よく分からない世界だからこそ、
色んなものが見えてくるワケで。
てか、理解できないのが、
なぜ被害者側が処分されなきゃならないんだろ。
この前から、貴乃花親方のことで、
処分、処分、処分と踊ってるのが気になる。
協会側は、理事として巡業部長として無責任だ。と言い、
説明せえ! と、無理に口をこじあけさせようとして、
何も語らないから、余計にヒートアップしたカンジ。
ただ単に組織としての体裁だけでゴリ押ししてる。
血も涙もないというか、ただただ職務を果たせと言うばかりで、
ちっとも心が見えない。
組織だからそれでいいのかな?
組織って、血も涙もないものでしたっけ?
巡業部長の部屋の弟子が事件に遭ったとき、
組織を振りかざすなら、せめて警察から連絡が入った時点で、
すぐ貴乃花のサポートに入ればいいものを。
親方がどういう気持ちか察することをせず、
警察の前にまず協会に連絡するのが筋だろう、と責めるだけとは。
何のサポートもせずに、とにかく巡業部長としての職務を果たせ、と。
被害者サイドに寄り添うことはまったく考えていないのね。
それどころか、順番が違うだろうと真っ向から敵対視とは。
まぁ、たぶん、
のらりくらりと喧嘩両成敗くらいにしか考えていなかったんでしょう。
そういうのを見ていると、
貴乃花が今の協会に対して不信感を抱く以上に、
協会のほうが貴乃花の存在が目の上のたんこぶ状態だったのかな。
なんて、思っちゃうワケで。
この一連の流れを見ていて気づいた。
相撲協会ってみんな図体はでかいけど、
器の小さい人の集まりみたい。
で、その協会を取り巻く人たちも、相撲はこういうものだとか、
昔からの伝統が今もガチガチに融通のきかない常識になっているから、
一般人のMにとっては、
見聞きすることに不自然なことばかり。
そんなナンセンスなことが? ってことまでまかり通ってる。
で、思う。
貴乃花って、若い時からずっと相撲の世界にいたのに、
全てを「当たり前」と思っていないっていうところが凄い。
大したものだわ……。
どっぷり浸かっていたら、なかなか気づかないよ。
それだけ外側から自分を見ることができるってことじゃないのかな。
それが相撲協会の人たちにできているかといえば、
どうなんだろ?
協会の危機管理委員の人たちも、
公式に貴乃花を責める言葉を言っちゃったしね。
協会全体で言うことには、
組織なんだから。
まずは組織の一員としての義務を果たしなさい。
ってとこかな。
でもね、だからこそなの。
組織の一員だからこそなの。
組織はこの非常事態に、
組織としての一員を守ることはできなかったんだろうか?
上から目線で「やれ」とばかり責め立てないで、
こういう非常事態だからこそ、
役職云々を盾に「職務を果たさない理事」扱いではなく、
被害に遭った部屋の親方に寄り添うことは考えなかったんだろうか。
さっきも言ったけど、心が無いと思うんだけど……。
よくある不祥事なんかじゃなくて、障害事件になったことなのに。
今回のこの一件は、
被害者側の二次被害、三次被害も甚だしいと思った。
組織が大きくのしかかって、個人の言いたいことも揉み消す風潮が、
そのまま協会側の人たちの言葉で見えてくる。
傲慢だなぁ……ってものすごく思った。
別に貴乃花親方の擁護したいわけじゃない。
ただ、無言ってのもどこかの時点でなんとかしないと、
協会側の傲慢と変わらなくなる。
ってことも、貴乃花には言いたい。←届かないけど。
喋ったら喋ったって喋られるし、
喋らないば喋らないって喋られるし……と、
貴乃花を見ていると北海道弁でつぶやきたくなる。
言っても言わなくてもイロイロ言われるんだよね。
たしかに、やっかいだけどね。
でもそういう世界にいるってのも事実だから……。