最近、刃物を悪用する事件が多い。
包丁とかカッターっていうのは、よく切れるけど、
どれも、人を切るためにあるわけじゃない。
ものをつくるためにとっても必要な道具。
人を傷つけたり、殺すために使わないでほしい。
……というか、
人間は愚かな生き物なんだね。
せっかくの便利な道具なのに、悪いほうに使いたがる。
刃物に限らず、原子の力も同じダ。
昔から便利なものって、軍事で使ったもののお下がりが多い。
みんなが便利に害なく使えるならそれに越したことはない。
てか、人類が殺しあわない世の中を、
本気で作ろうと思えば作れるはず。と、Mは思っている。
どうしても競い合わなければ気が済まない人間がいて、
そっちのほうの力が強いんだ……。
あ、話が大きくなっていくワ。
とにかく、
包丁もカッターも、その他の鋭利で便利な道具、
安易に人を殺傷することに使わないでほしい。
簡単に手に入るから、カンタンに使ってしまうんだろうけど、
ホント、やめてほしいわ。
だからといって、
ほかの方法ならいいっていう話ではナイ。
上手くいかなくなる時はある。
何をやっても報われなかったりすることもある。
自分は底辺でもがいているのに、
イキイキと仕事をして幸せそうな人を見ると、
いきなり世の中が嫌になったり、
もうどうでもいいやって、投げ出したりしたくなる。
それは大多数の人が経験することだと思う。
あまりにうまくいかな過ぎて、誰かを殺したいと思ったとしても、
自分が捕まって損するだけだと、
冷静に考えることができればいいけど、
その憎悪を深く強くして絶望してしまう人がいる。
実行する思いに駆られた瞬間、
もうその人は人間ではなくなっていて、
その人の意図が分からない限り、
誰にもどうすることもできないって思った。
どんなに羨ましがっても現状はすぐには変わらない。
だけど、悪いことばかりでもない。
人間万事塞翁が馬ってカンジで、
どこでどう転じるかは誰にもわからないんだよね。
自分を認めてくれる人は必ずいる。
そういう人と出会うまでは生きてほしいと思う。
憎悪も抱いていたっていい。
心の奥底にしまい込んで、取り出さない努力をする。
そうして人として生きていく。
良いことと悪いことの繰り返しで人は老いて、
自分の最期の時まで人として生きる。
絶望して人間を捨ててしまうは、さみしすぎる。
ホント……さみしすぎる。
そして生きたくても生きられなかった人たちを思うと、
Mは残念で仕方がない。