さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

ずっと残る思い出に…

2012年08月06日 | 森の妖精便り

ガリガリ君という名の悪いヤツ(ホントはアイスクリーム)に、すっかり心を奪われている、スタッフちょうさです。

このコイノヤマイも、夏が終わるとともに治まるとは思いますが…

 

さて、夏休み真っ只中。

森にも連日、キラキラと目を輝かせた子どもたちがやって来ます。

 

先日は、小学生の女の子が、おばあちゃまと一緒に遊びに来てくれました。

はじめは少し緊張気味に説明を聞いていたのですが、いざ織りはじめると、おばあちゃまも驚かれるほどの集中力を発揮しました。

糸を選んでは織り、選んでは織り…

全く迷いがありません。まっすぐな瞳で、真剣に織りすすめるのです。

小さな体に秘めたエネルギーが、静かに爆発していたようでした。

 

そうして数時間後、この世にひとつしかない彼女だけの作品が完成しました。

その間、飽きる様子もなく、とにかく心から楽しんでくれているようでした。

最後まで自分でやり遂げた満足感。とても誇らしげな笑顔。

すばらしいです。

 

きっと夏休みの楽しい思い出は、たくさんたくさんあると思います。

そのひとつとして、この森で過ごした時間が残ってくれるとうれしいです。

自分の思いをありのままに表現できる、その澄んだ心と一緒に。