さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

香港から

2013年06月28日 | 森の妖精便り

 海外担当 明子です。

ここ数年、海外の方たちのさをり織りへの関心が高まって来ています。
SAORIのことがもっと知りたい!と、
インターネットを駆使して情報収集に励む彼らの熱気が、
時間と空間を越えて、こちらにも伝わってきます。


特に、アメリカやオーストラリア、イギリスなどの
英語圏でその傾向が強いのですが、
それは多分、私たちがつくるホームページや本などが、
日本語か英語のどちらかに限られている為でしょうね。

偶然、フランス語圏からのお問い合わせが続いた時期があり
おととし、血迷ってフランス語のテキストを買いました。
しかも2冊。 

丸一年以上経った今でも、どちらもピカピカで、
折り目ひとつなく・・・・。 

 

ほんと、血迷いましたね~~~。

 

さて、英語圏といえば、アジアにもあります。

 

そのひとつが香港です。

 

香港にも、さをり織りを楽しむ仲間がいます。

先日、彼らからメッセージが届きました。

ここは主に障害者のリハビリテーションなどを
目的としたサービスを提供している大きな組織です。 

2012年―2013年の、彼らの一連のさをり織りのプログラムに、 
合計160名が参加して、
合計800m以上もの長さの布を織ったそうです。 

メンバーさんが、さをり織りを楽しんでいる様子や
作品の写真が掲載 されたパンフレットを送って下さいました。

みんな、生き生きと、楽しんでいるそうです。

色鮮やかかつ繊細な彼らの作品からも、
その様子はうかがい知ることができます。


 

 

 

さをりに国境はありませんね。

研三さんのつくる織機もユニバーサルなら、
みさをさんの提唱するさをり織りの理念もまた、ユニバーサル。

Free-style Weaving for Everyone

国境も文化も何もかも飛び越えて、
誰もが楽しめる、自由で創造的な手織り。
それがさをり織りなのでしょう。