海外担当 明子です。
ここ数年、海外の方たちのさをり織りへの関心が高まって来ています。
SAORIのことがもっと知りたい!と、
インターネットを駆使して情報収集に励む彼らの熱気が、
時間と空間を越えて、こちらにも伝わってきます。
特に、アメリカやオーストラリア、イギリスなどの
英語圏でその傾向が強いのですが、
それは多分、私たちがつくるホームページや本などが、
日本語か英語のどちらかに限られている為でしょうね。
偶然、フランス語圏からのお問い合わせが続いた時期があり
おととし、血迷ってフランス語のテキストを買いました。
しかも2冊。
丸一年以上経った今でも、どちらもピカピカで、
折り目ひとつなく・・・・。
ほんと、血迷いましたね~~~。
さて、英語圏といえば、アジアにもあります。
そのひとつが香港です。
香港にも、さをり織りを楽しむ仲間がいます。
先日、彼らからメッセージが届きました。
ここは主に障害者のリハビリテーションなどを
目的としたサービスを提供している大きな組織です。
2012年―2013年の、彼らの一連のさをり織りのプログラムに、
合計160名が参加して、
合計800m以上もの長さの布を織ったそうです。
メンバーさんが、さをり織りを楽しんでいる様子や
作品の写真が掲載 されたパンフレットを送って下さいました。
みんな、生き生きと、楽しんでいるそうです。
色鮮やかかつ繊細な彼らの作品からも、
その様子はうかがい知ることができます。
さをりに国境はありませんね。
研三さんのつくる織機もユニバーサルなら、
みさをさんの提唱するさをり織りの理念もまた、ユニバーサル。
Free-style Weaving for Everyone
国境も文化も何もかも飛び越えて、
誰もが楽しめる、自由で創造的な手織り。
それがさをり織りなのでしょう。