さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

織り足りない

2012年08月10日 | 森の妖精便り

ちょっとドレッシーにシルクのワンピース(もちろんさをり服)で出勤したにもかかわらず、「へい」と返事をしてしまった、エレガントになりきれないスタッフ吉野です

もうちょっとお上品にしなくてはいけないかしら…と思ってはいるんですけどね。。。

 

ブログでもご紹介した、昨日の手織技術検定に合格された支援学校教諭のNさん。

講習・検定は昨日で終了していたのですが、今日も照れくさそうにご来館くださいました。

「楽しすぎて、織り足りなかったのでまた来ました

そして昨日までと同じ、60cm幅の織り機で黙々と織り出します。とても、とても楽しそうに糸を選び、羊毛を手に織り機に向かい、休憩もほとんど取らずにひたすら織ります。

数時間後にできあがった作品がこちら。

隙間を空けたり、羊毛をたっぷりポコポコ織り込んだり、本当に楽しくてかわいい作品です

このさをり布で、お子様の服を作ろうかな~と嬉しそうにおっしゃっていましたが、とっても長い布なので親子ペアの服も作れそうでした。

またのご来館を、さをり服を着てのご来館を楽しみにお待ちしていますね。


手織技術検定、続々

2012年08月09日 | 森の妖精便り

さをりの森で一番、蚊に大人気のスタッフ吉野です。

虫除けスプレーをする間もなく、さされてるんです。教室の中でも油断できないんですよね。

 

さてさて先日お知らせした手織技術検定の結果報告です

手織技術検定を合格した方には、研三さんから合格証をお渡しします。

みなさんの晴れやかな表情が全てを物語っていますが、先日2級の講習を受けられた6名が受検し、みなさん無事に合格されました

おめでとうございます

同じ教室に通うみなさん、検定前日も宿り木にて夜遅くまで先生のレクチャーがあったそうです。

受検された方もホッとした表情ですが、一番ホッとしたのは先生かもしれませんね。


そしてその2日後には、3級とA級を合格した方も。

こちらのSさんは鹿児島の養護学校の先生で、学校に眠っていたさをり織り機を復活して子供達に楽しんでもらうために、以前からの知識をレベルアップするべくさをりの森で宿泊講習を受講されました。

A級でバリアフリー用部品の扱い方や工夫などの講習を受講している間、「これいい」「これ欲しい」「これ使える」を何度も連呼していらっしゃいました。「これがあれば、あの子もさをり織りができるかも…」と目を輝かせているんです。

Sさんが鹿児島に戻って織機を眠りから呼び覚まし、生徒さん達の楽しみのひとつになりますように

そして今回の合格で、Sさんが自信を持って子供達にさをりの手ほどきをできますように

 


そして本日は支援学校の先生2名が3級を受検し、無事に合格されたのですが……

申し訳ございません、写真を撮りそびれてしまいました……

 

検定の受講者、合格者が続々と出ていらっしゃいます。

手織技術検定は、ふるいに掛けて落とすための試検ではありません。

そして、合格がゴールではなく、新たなスタートになります。

合格者として、人によっては指導者としての自信を持って「技術」と「感性の手織り」を楽しみながら深め、手織りライフを充実させるための通過点です。

受講・受検することで、時間と労力を省くための効率的な技術が身についているかどうか確認できますので、ご興味ある方はお電話にてお問い合わせいただくか、こちらをご覧くださいね。

 手織技術検定 試検内容

「技術」を、手織りとさをりを愛するすべての人のために。

そして、みなさまのさをりライフのより良きお手伝いができますように。



おさらいしましょう。

2012年08月07日 | 森の妖精便り

いただきもののトマトをひたすら食べて、美白&アンチエイジングを目論む、スタッフちょうさです。

ただし、食べたあとにしっかり口を拭かないと、痒くなってしまうのが難点。

 

さて、このブログをご愛読いただいているみなさまにはご周知のことと思いますが、改めてさをりの森について、おさらいです。

開館時間は、9:30~17:30。年中無休。ただし、盆・正月は除きます。

大事なお知らせですが、来週13日(月)~16日(木)は休館です。

お盆休みを利用して…という方がいらっしゃったら、ご注意ください!

 

体験の『お気軽クラス』は予約不要ですので、どうぞ直接お越しください。

ただし平日のみ、5名様以上の場合は、ご予約いただけると助かります。

 

費用は、体験料1,000円+材料費(15円/g)。

お得な『さをりの森年間パスポート』(3,800円)もあります。ご提示いただくと、体験料が1年間不要になるもので、大変お得です!

 

お気軽クラスでは、あらかじめタテ糸を通してある織り機を使うので、初めての方でもお子様でも、気軽に手織りを楽しんでいただけます。

(小さなお子様は、大人の手助けが必要になる場合もありますが…)

織る布の幅は、10cm~60cmまで、10cm刻みで準備していますので、お好きなサイズをお選びください。

ただし、先着順ですので、ご希望のサイズの織機がない場合もあります。ご了承ください。

 

完成するとこんな感じ!

 

 

あとは、あとは…

ご質問等はお気軽に、0725-57-7022または、ホームページからどうぞ。

ぜひ、あなただけのさをり織りに会いにきてくださいね。

 


ずっと残る思い出に…

2012年08月06日 | 森の妖精便り

ガリガリ君という名の悪いヤツ(ホントはアイスクリーム)に、すっかり心を奪われている、スタッフちょうさです。

このコイノヤマイも、夏が終わるとともに治まるとは思いますが…

 

さて、夏休み真っ只中。

森にも連日、キラキラと目を輝かせた子どもたちがやって来ます。

 

先日は、小学生の女の子が、おばあちゃまと一緒に遊びに来てくれました。

はじめは少し緊張気味に説明を聞いていたのですが、いざ織りはじめると、おばあちゃまも驚かれるほどの集中力を発揮しました。

糸を選んでは織り、選んでは織り…

全く迷いがありません。まっすぐな瞳で、真剣に織りすすめるのです。

小さな体に秘めたエネルギーが、静かに爆発していたようでした。

 

そうして数時間後、この世にひとつしかない彼女だけの作品が完成しました。

その間、飽きる様子もなく、とにかく心から楽しんでくれているようでした。

最後まで自分でやり遂げた満足感。とても誇らしげな笑顔。

すばらしいです。

 

きっと夏休みの楽しい思い出は、たくさんたくさんあると思います。

そのひとつとして、この森で過ごした時間が残ってくれるとうれしいです。

自分の思いをありのままに表現できる、その澄んだ心と一緒に。

 


手織技術検定2級 講習会

2012年08月05日 | 森の妖精便り

笑いのハードルがかなり低いと言われているスタッフ吉野です。そのうえ、笑うポイントがちょっと人と違うらしいです。。。今日は研三さんの中国語で吹き出してしまいました

 

本日、手織技術検定2級の講習会が行われました。

このブログでもたびたび出てくる手織技術検定。

詳しくはこちら → 手織技術試検 技術とは

 

今日はちょっぴり講習の様子をお知らせしましょう

今回は6名が受講。2名ずつのグループにわかれて経通し台を使っての筬通しなどを実際に行います。

織り機を扱い、糸を通しながらポイントを聞いていきます。「そこはこうしたほうがいいですよ」とその場でアドバイスがあるのでわかりやすいようです。自分だけでなく他の人がしている事を見ることで、「なるほど…」と納得される場面も。

さをり四つのねがいの「グループのみんなで学ぼう」ですね

技術検定とは言っても堅苦しい講習ではなく、研三さんのジョークで笑いが巻き起こることもたびたびあるんです

今までのやり方のおさらい、また新たな知識の吸収などなど、みなさん真剣なまなざしで(時には笑顔で)メモを取りながら受講されていました。

 

明日はいよいよ検定です。

みなさんの笑顔が見られますように

 

 


森の仕立て講習会(8月編)

2012年08月03日 | 森の妖精便り

先日の「好きな数字」コメントで、友人にくだらなすぎるとツッコまれた、スタッフちょうさです。

だって、ホントに何も思いつかなかったんだもん…あ~あ、どなたか考えてくださいませんか?

そうだ!質問、リクエストも受け付けますよ。(また怒られそう…)

 

さて、今日は『森の講習会』がありました。今回のテーマは【仕立て:かぶりY型ベスト】。

とっても簡単でシンプルなものですが、一度仕立て方を知っておくと、後でいろんなアレンジが楽しめます!!

 

この講習会では、講師が実際に仕立てていくのを見ていただきます。

だから、メモを片手に、みなさん目が真剣!講師もキンチョーします。

あっという間に縫い終わってしまったので、いろんなアレンジも紹介しました。

もちろん、さをりの基本の縫い方などもしっかりレクチャーします。

お次は、参加者の方がご自宅で完成させられるように、サイズを確認して自分の布にしるしをつけたり、詳細の確認です。

まず布をよ~く見ていただきます。

その布のポイントになるところ、面白いところ、気に入っているところ。そこをどうやって生かすか。どう使うかを考えます。

さをり織りには、基本的に裏や表はありません。だから布の組み合わせ方もいろいろです。

悩むところではあるけれども、楽しいところでもあります。

  

 

そんなこんなで、参加者のみなさん、ご自宅で完成させるべく、意気揚々とご帰宅されました。

さあ、それぞれの自慢の作品が出来上がった頃に、またご紹介しますね。

 

さをりの森では、毎月『森の講習会』を開催しています。

詳細はホームページでご確認くださいね。

 


小さな取材記者さん

2012年08月02日 | 森の妖精便り

先日、仕事帰りに綺麗な虹を発見し、思わず車を停めてシャッターを押しまくっていた、ちょっぴり怪しいスタッフ吉野です。

本当に綺麗な、大きな2重の虹だったんですよ

 

さて、先日から時々、小さな記者さんたちがさをりの森を訪れています。

某小学校で「和泉市の施設を訪れて、取材する」という夏休みの宿題があるんだそうです。

もちろんさをりの森は写真・ビデオ撮影、取材、ツイッター、ブログ、フェイスブックなどオールオッケーです

 

8月2日にご来館の記者さんはAちゃん。まずは自分で織ってみないと

とても楽しそうに目をきらきらさせてどんどん織り進み、2色交差にもチャレンジ。

その上、いつの間にかHくんにも2色交差を教えてあげるほどののみこみの早さには、こちらもびっくりです。

子供たちが織り終わる頃になって、お母さんがとろ~んとした目で「これだけできるなら、私も織れば良かった…」とポツリ。

 

織り終わった後はいよいよ取材です。

記者さんはカメラとメモを手に、1階の工場へGo

まずはさをりの森自慢の、ずらりと並んだ糸棚をパチリ。

 

次に、工場長が1つ1つ織り機を組み立てている作業スペースで取材。

 

最後に、大きな巻き糸を小さく巻きかえるワインダーという機械をパチリ。

 

最後に「また来たい」と嬉しい言葉をいただきました。

和泉市にたくさんある施設の中で、さをりの森を選んでいただきありがとうございました。

織っているときの楽しい気分を詰め込んだ、記事になりますように