最近、ジンジャーエールにドハマリ中、海外担当の明子です。
皆様、デジタル・アートって聞いたことありますか?
ざっくり言えば、「コンピューターなどで作ったアート」のことですが、
ある日、こんなメール(原文は英語
)がさをりの森に届きました。
「あるデジタルアーティストが、
手織機SAORIで面白いアートを作っているよ。」
そして、そのメールには、写真が添えてありました。
その写真がこちら↓
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/36/f225d3a434114fb419d8f6c8a1441f75.jpg)
んんん?なんだこれは??
作者さんのお名前は、Anthony Locaneというらしい。
この作品は、Chromaroll という、薄い特殊なアルミ板に、
インクジェットプリンターなどで自作のデジタルアートをプリントし、
それを細く切って織っているとのこと。
まさに、デジタルアートと手織りの融合です。
で、メール下さったのは、Chromaroll のメーカーの方でした。
彼らもAnthony さんの作品に注目して、
ウェブサイトに載せています。
http://blog.chromaroll.com/artist-spotlight-anthony-locane
・・・・う~ん、本当に手織機SAORIで作っているのか?
と思った私は、Anthonyさんご本人に直撃してみました。
「本当に手織機SAORIで作っているの?」
彼のウェブサイトから恐る恐るメールを送ってみると、
翌日ご丁寧なお返事がありました。
「この写真の作品は、別の織機で織ったけど、
今、手織機SAORIで新作製作中だよ~~。」![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
彼は、最近アメリカのSAORI教室から、手織機SAORI 60 を購入。
黒のタテ糸ローラー巻きを使って、
個展に向けて目下作品を制作中とのこと。
そして、証拠写真も送ってくれました。
手織機SAORIです。
そして、明らかに黒のタテ糸ローラー巻きです。
メインのヨコ糸(厳密には糸ではないけど。)はChromarollですね。
彼はこれまで何年もの間、様々な手織機を使ってきたそうですが
手織機SAORIが一番、と言って下さいました。
「とにかく織りやすいし、タテ糸ローラー巻きがまたイイ!」
そうです。
去年のハリケーン・サンディーで、
使い慣れていた手織機を失ってしまった彼は
同じものをもう一度買い直そうとしていた矢先、
偶然手織機SAORIのことを知って
急遽予定を変更したそうです。
「今は、手織機SAORIにして本当に良かった! と、思っているよ」
とおっしゃって下さいました。
さをり織りのために、
誰でも、簡単に、好きに好きに織れるように・・・。
手織りを「アート」として楽しめるように・・・。
そんな願いを込めて作られた手織機SAORIが、
こうしてまた新しいアートを生み出すお手伝い。
さをり織りも、アート。
デジタルアートも、アート。
「いずれは4枚枠やダブルビームにも挑戦して
さらに立体感のある作品を創ってみたい」
と、Anthony さんは、創作意欲に燃えています。