さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

織り姫たちの願いよ届け!

2013年06月16日 | 森の妖精便り

そろそろ冷凍庫に、たっぷり『ガリガリ君』を補充しようと思っている、スタッフちょうさです。

今はキウイ味がお気に入りです。近頃、梨味を見かけないのは残念です。

 

さて、今年もさをりの森に、大きな大きな笹が登場しました!

七夕に向けて、みなさんの願い事を短冊にしたためていただくためです♪

暑~いなか、研三さんが森から切り出してくれたその竹を、スタッフ吉野が男前にのこぎりで斬っています。

いつも困ってしまうことに、笹の葉って、すぐに枯れ落ちてしまうんですよね。

だから、少しでも葉を長持ちさせるために、ひと工夫!

一番下の節だけ残して、あとはすべての節に穴を開けて貫通させます。

そこに熱湯を満たして吸収しやすい状態にしてから、毎日上から水を注ぐのです。

そうしておくことで、長い期間青々とした状態が保てるそうですよ。

今年はこの方法で試してみますので、乞うご期待♪

で、やっぱり高いところ大好きなわたくしめが、はりきっちゃうのです!

 

 

 この笹が、みなさんの願い事でいっぱいになるように、たくさん短冊も準備しましたからね。

ご来館の際には、お忘れなく、あなたの願い事を書いてくださいね!

 

今年の七夕織~ルナイトは、予約優先です。

ご来館・お帰りの予定時間とご希望の織り幅をお知らせくださいね。 詳しくはこちら

 


新しいセット糸♪

2013年06月15日 | さをりの森所沢

所沢の石原です

最近急に蒸し暑くなってきましたね

今日はそんな暑さにも負けず元気をくれるセット糸のご案内です。

大阪で新発売された数量限定のセット糸所沢にも入荷いたしました

城みさをさんの100才 を記念しての糸セット。

種類が多くネーミングも、いつもながらユニークな糸セットです。

ぜひ、所沢へも遊びにいらして下さい。

糸の情報はこちらでご覧下さい。

 


さをりの森 スレン染め講習会

2013年06月15日 | 森の妖精便り

だんだんと暑くなってきましたね。こんな時には子供心に返って水遊びに興じたくなる、スタッフ吉野です

 

今回は水遊びではなく、スレン染め講習会のお知らせです♪

先日は所沢での講習会のお知らせでしたが、今回は大阪からのお知らせです。

染めって個人でするよりも大勢でする方が、色んな色に染めることができて楽しいですよね

整経がご自分ででき、なおかつご都合が合う方はぜひぜひご予約をくださいませ。

SAORI風のタテ糸絣染めでいつもと違ったタテ糸にチャレンジしてみませんか?

ん?これじゃどこが染まっているかわかりにくいですね~。ではこちらで。

わかるかしら…。ま、あくまでも見本ですので

日 時  

 7月6日(土) 10時~12時。 要予約。

対 象  

 織り人クラスメンバーおよび、同等のさをり経験のある方。

必要な物  

 タテ糸 150本×4m程度の物を2本(鎖編みの状態でお持ちください)

 ※今回は定番綿糸【細】が主体でお願いします。

受講料  

 2,000円+材料費500円

※スレン染料は元色を脱色してから染める染料です。白系や同色のタテ糸に色を入れるのもいいですし、濃い色や、カラフルなタテ糸でもちゃんと染まりますのでおもしろいですよ~

染まったタテ糸をどう生かすかはあなた次第です

 


手織機SAORI x デジタルアート

2013年06月14日 | 森の妖精便り

最近、ジンジャーエールにドハマリ中、海外担当の明子です。

皆様、デジタル・アートって聞いたことありますか?
ざっくり言えば、「コンピューターなどで作ったアート」のことですが、
ある日、こんなメール(原文は英語)がさをりの森に届きました。

「あるデジタルアーティストが、
手織機SAORIで面白いアートを作っているよ。」

そして、そのメールには、写真が添えてありました。

その写真がこちら↓

 

 んんん?なんだこれは??

 

作者さんのお名前は、Anthony Locaneというらしい。

この作品は、Chromaroll という、薄い特殊なアルミ板に、
インクジェットプリンターなどで自作のデジタルアートをプリントし、
それを細く切って織っているとのこと。

まさに、デジタルアートと手織りの融合です。

で、メール下さったのは、Chromaroll のメーカーの方でした。

彼らもAnthony さんの作品に注目して、
ウェブサイトに載せています。

http://blog.chromaroll.com/artist-spotlight-anthony-locane

 

 

・・・・う~ん、本当に手織機SAORIで作っているのか? 
と思った私は、Anthonyさんご本人に直撃してみました。

「本当に手織機SAORIで作っているの?」

彼のウェブサイトから恐る恐るメールを送ってみると、
翌日ご丁寧なお返事がありました。

 

「この写真の作品は、別の織機で織ったけど、
今、手織機SAORIで新作製作中だよ~~。」

 

彼は、最近アメリカのSAORI教室から、手織機SAORI 60 を購入。
黒のタテ糸ローラー巻きを使って、
個展に向けて目下作品を制作中とのこと。
そして、証拠写真も送ってくれました。

 

 

 

手織機SAORIです。
そして、明らかに黒のタテ糸ローラー巻きです。
メインのヨコ糸(厳密には糸ではないけど。)はChromarollですね。

 

彼はこれまで何年もの間、様々な手織機を使ってきたそうですが
手織機SAORIが一番、と言って下さいました。

「とにかく織りやすいし、タテ糸ローラー巻きがまたイイ!」
そうです。

去年のハリケーン・サンディーで、
使い慣れていた手織機を失ってしまった彼は
同じものをもう一度買い直そうとしていた矢先、
偶然手織機SAORIのことを知って
急遽予定を変更したそうです。

「今は、手織機SAORIにして本当に良かった! と、思っているよ」

とおっしゃって下さいました。

さをり織りのために、
誰でも、簡単に、好きに好きに織れるように・・・。
手織りを「アート」として楽しめるように・・・。
そんな願いを込めて作られた手織機SAORIが、
こうしてまた新しいアートを生み出すお手伝い。

さをり織りも、アート。
デジタルアートも、アート。 

 

「いずれは4枚枠やダブルビームにも挑戦して
さらに立体感のある作品を創ってみたい」
と、Anthony さんは、創作意欲に燃えています。


織り人ギャラリー(6月)

2013年06月13日 | 森の妖精便り

時々リピーターさんに、「いつ織ってるんですか?」と質問される、スタッフちょうさです。

家族が寝静まった夜中です。まさに鶴の恩返しです。

誰も居ない静か~な薄暗い部屋で、ひっそりと織ってます。

その姿はちょっとだけホラーです。

 

さて、さをりの森1階エントランスにある『織り人ギャラリー』。

織り人クラスのみなさんの作品を展示しています。

 

まずは、織り人歴4ヶ月のTさん。

初めてのお仕立て!

シンプルな簡単デザインですが、アレンジされた可愛らしい襟元が印象的です。

講習で覚えられたひも作りを、さっそく実践されています!

 

お次は、織り人歴3ヶ月のTさん。

織り人クラスで定番人気のバイヤス仕立てです。

穏やかで上品な色合いが、Tさんの雰囲気そのもの。

お二人とも、思いをそのままに、無心で織っていらっしゃるので、仕立てた服はとてもよくお似合いです。 

 

織り人クラスでは、お気軽クラスよりも一歩踏み込んで、さをりの世界を堪能していただいています。

自分だけのオリジナルタテ糸を作って織れるだけでなく、より高度な織りのワザから、服の仕立て方まで、段階を踏んで自分のペースで楽しく学べます。

ぶきっちょさんでも、手芸初心者でも大丈夫!

一緒に「織る・創る・着る」を楽しみませんか?

織り人クラスの詳細は、こちら

お気軽にお問い合わせくださいね。

 


森のお仕立て講習会(6月7日)

2013年06月12日 | 森の妖精便り

先日、森で使うマイカップを割ってしまいました、スタッフちょうさです。

ちょっとショックでしたが、とてもラブリーな新しいカップでテンションUP♪

お気に入りすぎて、ちょっぴりコーヒーの飲みすぎです。

いい年した大人ですが、加減というものがわかりません。。。

 

さて、先日の『森のお仕立て講習会』のご報告です。

今回のテーマは【A・ハ型ベスト】でした。

お二人の方にご参加いただきましたが、お一人はなんと東京からお越しでした!

しかも、当日の早朝に夜行バスで到着されるというパワフルぶり!!

 

この講習会では、テキスト『SAORIのお仕立て【初級編】』に沿って、織り上げた後の仕上げ、布の切り方、縫い方など、本当に基礎の基礎から、「とにかく、わかりやすく、ていねい」をモットーにすすめていきます。

お二人とも、とても熱心にメモをとっていらっしゃいましたよ。

講師が実際に仕立てる工程をみていただくのですが、その中で、テキストだけでは伝えきれない、縫い方のコツやアレンジのしかたなどもお話します。

今回は、「布の声を聞く」ということについても、お話させていただきました。

せっかく織ったさをり布ですもの。

その魅力をより引き出す、仕立てをしたいですよね。

 

そして、お二人がお持ちになった布についても、それぞれの素晴らしさをお互い見つけていただきました。

自分とは別の目で、気づかなかった良さを見つけてもらうというのも、この講習会の楽しいところです。

 

さ、今回完成した作品はこちら↓

あっという間に仕立てられますので、ぜひみなさんもチャレンジしてみてくださいね♪

 

次回の『森のお仕立て講習会』は、7月5日(金)10:00~です。詳細はこちら

作品写真は近々ブログにUPしますね。

 


感嘆ポーチ♪

2013年06月11日 | 森の妖精便り

日々、身体が硬くなっている気がするスタッフ吉野です

お客様の中でヨガの先生がいらっしゃって、簡単なストレッチを教えていただいたのですがどれをやっても身体のあちこちから悲鳴が…ほぐしてあげないといけないんでしょうね。

 

さてさて、先日のお客様が織りあげた布です。

布の横からびよ~~んと…?

おや。撚りをかけてロープみたいにしてありますね。これは何になるのでしょう?

答えはこちら

半分に折りたたんで、ポーチになる予定なんです。びよ~~んと伸ばしておいたヨコ糸は、撚りをかけると持ち手になるんですね~。

さをり布は目が粗いので、布と持ち手の補強のために、接着芯と裏地をつけることをおすすめします。

バッグの横に来ているタテ糸のフリンジはデザインとして残すかどうか思案されていましたが、糸の先にビーズを通しても、夏向きに涼しげになるかもしれませんね。

ぜひぜひ完成を拝見させていただきたいです

 

アイデアと工夫次第で色んな物が生み出されるさをり織り。

布ありきでまずは楽しく織って、それから何にするかを更に楽しむ。

こんなのが作りたいなぁ…と完成を軽くイメージしつつ、織りを楽しむ。

それぞれに、その時その時の感性で織っていく、布というよりもアートなんですよね。

アートと言うと敷居が高く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、難しいことじゃないんですよ。

間違い、失敗、キズという言葉は全て「デザイン」に置き換えることができます。

手織りならではの味、自分ならではの味、機械にはできない織りをめいっぱい楽しむだけでイイんですもの

お手本もなく、あるのは機械織りの真似を避けるというコトだけ。

あら、それならできるかも?と思ったあなた。

男女、年齢は問いません。(小学校低学年までは大人のサポートが必要です)固くなったココロをほぐしに、さをり織りをしてみませんか?

 


ひらめき

2013年06月10日 | 森の妖精便り

「私」の体には糸や布が巻き付きます。どちらかと言えば、太っちょさんに巻き付かれますね。

見た目は変わらないのですが、こっそりと、広くなったり狭くなったり…あなたの思いのままになれるんです。

タテ糸のトンネルの間をスルリと滑り抜けます。

昨年、さをりの森で生まれたばかりなのでご存じない方もいらっしゃるでしょうか、「私」は裂き織りシャトルです

そして私は、スタッフ吉野です

 

ある日。スタッフちょうさが整経(タテ糸を作る)をしていました。でも、何かがいつもと違う…?

ふ、太いっこれは何でしょう?

これはハンカチの製造工程で出た切れ端なんですって。太さは約2cm。それをいただいた研三さん、これをタテ糸にしようとひらめきました

見てください、このわっさ~~~とした、ボリュームたっぷりのタテ糸。

それを筬と綜絖に通します。太い裂き布でも、綜絖に通っちゃうんですね。圧巻というにふさわしい光景です。

織る時には、裂き織りシャトルを使います。織り幅に合わせて、紐を巻きつける幅を合わせられるので織りやすいんですよ今回は最大幅にセットしています。

織りあがったのがこちらボリュームたっぷりの、厚みがあるマットになりました。

マットと呼ぶならば、寝心地を試してみないといけませんっ遊んでいるように見えますが、社命に従っての検証ですからあしからず

感想?えぇ、ふんわりとした寝心地いいマットでございました

こんなふうに、遊び心とひらめきがちりばめられたさをりの森。みなさまも何かひらめいたらスタッフに教えてくださいね。

 

 


Draw Loom

2013年06月09日 | 森の妖精便り

先日オーストラリアのメルボルンから、さをりの森に5日程滞在して、さをりのお勉強に来られた、バーバラさん、20年程前から、Draw Loomで織っているそうです。
70枚ある枠に最大6本の縦糸を通して、紐で引っ張りながら柄を作って行くそうです。
年齢は75歳とかで、そのエネルギーに敬服です。

おみやげにその機で織ったランチョンマットを持ってきてくれました。

さをりの森の宿り木に宿泊されていましたが、早朝からさをりの織機で、さをりの精神のまま、自由奔放に、素晴らしい作品を織り上げられました。
やはり綜絖枠は2枚が一番、とできあがった作品に大満足の様子でした。

 


所沢染め講習会♪

2013年06月08日 | さをりの森所沢

所沢の石原です

最近暑くなってきましたね。

夏といえば、染めの時期ですね

所沢では7月1日にスレンを使った染めの講習会を行ないます。

午前 10:00~12:00 初級者向け

午後 13:00~15:00 上級者向け

タテ糸は教室の方でご用意させていただきます。

講習料¥2100(材料費別)

所沢教室の講習を始めての方入会金¥8400

こちらは染めたタテ糸です。

これからのシーズンぴったり!

一年に一度の講習なので、是非この機会にご参加下さい!!

講習会の情報はこちらからもご覧になれます。