土壁仕上げの解体は本当に大変です!!
お早うございます。
大阪府四條畷市の猿屋工務店の猿屋です。
本日の記事は昨日の記事でお伝えしておりました、台所の解体工事やサッシの入れ替え工事の様子をご覧下さい。
今では内部の綿壁やジュラク壁などの下地は、ラスボードやプラスターボード(PB)貼りが当たり前となっていますが、ひと昔前の土壁は竹串をワラで編んで何度もワラを混ぜた土をひっ付けて厚みを作っていました。
旧家では天井裏にも土を敷き込んで有るお宅も有ります。
今で言う所の断熱材の役目も果たしていたんですね。
土壁は日本の風土を考えて昔の人が考え出したものですので、湿気対策にもなりますが・・・
しかしそんな施工で建てられたお宅のリフォーム時の解体は大変です。
何が大変かと言うと・・・
「土ホコリ!!」
で、前が見えなくなる程です(汗)
今回はそんな土壁仕様のお宅ですので覚悟はしていましたが、マスクも役に立っているのか分からない状態でした。
アスベストではないので安心ですが、健康には悪そうですね・・・
▼それでは解体の手順のご紹からスタートです▼
↑まずは床の有る内に、天井から作業を始めます。
何とこの天井!リフォーム事に3回重ねて仕上げて有りました!!
これでは天井裏の吊木に負担が掛かり過ぎて、天井が下がっていたのも納得出来ます。
↑天井が終わると壁の解体へと入ります。
しかし、柱の通りが悪いですね・・・
最後に床を解体するのですが、床が有る内にサッシの入れ替えとガスコック用のガス工事を終わらせました。
※何故床が有る内にするかと言うと、床を解体した後だったら土間の土が靴にに付き部屋の中を汚してしまう恐れが有るので、ちょっとした心使いなんです(笑)
▼それではサッシと1回目のガス工事の様子をご覧下さい▼
↑左側の木製建具が右側のサッシへと大変身しました!!
窓台にも少しシロアリの被害を発見(汗)
※このサッシは、H方向と耳を加工し、スムーズに既存の開口部へ入る寸法で発注しています。
↑古くなったガスコックは完全に撤去し、フレき配管で安全で使い易い場所へ移動しました。
▼これらの作業が終わると床の解体となります▼
↑床のコンパネは湿気とシロアリの被害でボロボロになっていました。
根太にもシロアリの被害が有り、補強が数ヶ所して有りましたので、随分前から傷みは出ていたんでしょうね。
最後にガランコになった様子をご覧頂きたかったのですが、私も解体をしながらガラを運搬していましたので最後の写真を撮るのを忘れてしまいました(涙)
「でも大丈夫です!!」
月曜日の記事でご紹介させて頂きますね。
月曜日の内容は>>>土間湿気対策!!です。
こうして第1回目の解体作業は無事終了しましたが、道具などを片付けてからの掃除も大変です(汗)
最後に全員で(←とは言っても2人ですが・・・)大掃除しました(笑)
さて、ご覧頂いて如何でしたか?
今までの土壁仕様の現場の解体のホコリが原因で、2台のデジカメが潰れています。
それほどホコリが凄いんですよね。
デジカメは良いとして、最後まで事故の無い様にと祈る私でした。
それでは良い週末をお過ごし下さいね
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