望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

秋と冬の実線

2017-09-14 21:41:54 | さみしさBOX
徳島市山城団地 はじっこの秋


「秋と冬の実線」

秋 太い実戦だから
天高く絹雲を浮かべる
いろんなものを実らせる

秋を物悲しい点線にして思いにふけるから 自分を臼ぺらい秋にしてしまう

秋と冬の間 実線を消してしまうEGOIST
人の道 ハッキリした実線を踏みにじるから
人を暈してしまう差別 命を抹殺する季節を造りあげてしまう

はじっこから季節は薄い線で始まり 移ろい揺らごうと踏み外さない実線を描いてふかまる