望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

ビジリアン絶唱

2018-05-18 10:22:38 | 望郷クリームソーダ
「ビリジアン絶唱」

ビリジアンの手紙は届く
山 平原に光のつぶてビリジアンに生かされる

ビリジアンの壁に我が色を生かされる
ビリジアンのメッセージを瑠璃色の羽に印し季節を廻る玉虫

野良犬は駆けめぐる
自分の真実たる源へ
ビジリアンの手紙を悔いて
野良犬は赤裸々に泣きいる
ビジリアンをサイコロのように転がした我が身を遠吠える

日が暮れて寂寥をもたらす雨
ビジリアンの手紙は滲みもせずイキイキ 

45億年の絶唱は翳ることなく降りそそぐ