望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

あおあお広場

2019-05-03 11:40:47 | 望郷クリームソーダ

あおあお広場

坂道をゆっくり下ると
ドンドン田園は広がっていくのに
そこに至ろうとすれば青く霞む山々になってしまうような

坂道を降りきると同じ目線であたふた
空気 ふうふう吹きつけたこそばさの感触で広場は幻へひろがりそう

それはときめいた場所
それは透明な緑の伸び代なのに
田園の片隅どころか
田園の至る所にあったはずなのに
田んぼ真ん中に取り残された廃校にブランコで固まったまま

ピクニック公園で敷いた淡いナフキンは徐々に縮まり
敷き詰めたい青々したナフキンは重たすぎて包み混まれてしまう

ふわふわな自分の袋から
ときめきを呼び覚ました時
透明感を取り戻した肉体は山々にあおあお広場
はっきりとらえた