望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

プラチナ魂へGoサイン

2020-09-20 15:23:58 | 燦々創成期

徳島市 某公園

プラチナ魂 

人に踏まれること 犬の立ち小便に戸惑う少なさ
夜中の公園は男の隠れ家
ベンチで男は様になる女の咥え煙草 意味深な煙りを吹いて静寂 漆黒をかき混ぜ一等星の輝きと自己対比

美的希少を育み珍重 
路傍の石を地中へ抹殺
金銀への変化を許諾しない公園周囲
男はうとうとプラチナ色の夢で弛緩 夜露の冷たさを忘却へ拭い去りたい

金銀銅の格付けマラソン
自分を査定されることに金属疲労
斜陽の銅である証明書に頷きサイン
崩れかけた精神の内申書に仮サイン

詩集「自分の感受性くらい」読み返し躁鬱の見境にプラチナ魂を見つけたい

公園に夜は明け始め曙の道標
カクテルライトを防眩するプラチナ魂へ震い立つGoサイン