望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

秋の泣き虫

2020-09-10 21:42:30 | 燦々創成期

秋の泣き虫

無知と知見を混ぜ交ぜ
秋を感覚として捕捉
野に鈴虫本体を見切る

黄金虫を取り巻く鳴き声
騒々しさに季節への正否を渦に巻かれる泣き虫
五分の魂に気温の変化 木々の彩りで秋と認識した一寸の皮膚感覚
鈴虫を監禁 風情で秋 
牢獄の中に無形の季節を造り出す

リーンリーン 鈴虫
野はタダタダ気温の下降へ従って冴え渡る
無形の欠片へ鳴く秋の泣き虫








空気シャッターを切れ

2020-09-06 22:43:27 | 燦々創成期

空気シャッターを切れ

空気重量エネルギー台風
破壊工作を目論んでくる
+-かを判断 電流を流して破滅型に移行させてしまうのは思惑シャッター

温泉の浴槽に寛ぐ老紳士二人 
孫 有名大学で何々 学識者の老紳士たる話しぶり
空気は和んでも思惑の摩手
空気の扉を抉じ開けようと虎視眈々
耳を封鎖 拒否権の発動 自己シャッター切りたい

エネルギー粒子は降る
猛威を感じる皮膚は鳥肌で危険を察知
扉なき思惑の水蒸気は膨張
救済のアドバルーンに繋がり翼を得るか
羽の風船で萎んで地をさ迷うか
求める開放値を忍耐のフレームに固定 空気シャッターを切って空間扉の向こう可能性へ

天空は破滅 滅亡のシナリオ手紙に切手を貼り忘れてくれるだろう








燦々と一粒の創成

2020-09-02 18:54:11 | 燦々創成期

徳島 海陽町 那佐の峰

山海謳歌

海中 生命出発点の根元に琴線を揺さぶる海流
塩分濃厚な海底で岩色に宇宙的種子を植え付ける過程
黎明のあぶくに戻れない
塩分を太陽に焦がしてゼロからの再生は太陽風にさらけ出す
海底に沈み混む粉砕を逃れ聖なる三角すいを実現してこそ謳歌
山は海は地球そのものなんだ

荒れて岩色呈する山肌
懺悔の杭を打ち込めば
この世界の聖山は逆三角形の山へドンドン連峰をなしていく
逆三角形に山紫水明どころか天に冴え渡る名声も地に落ちる
名声の山は遠くで謳い
身近な山々を謳歌

山々は時代に流されない頑固さを解放 0から山となす旅立ち
迷路で立ち塞がる自己陶酔から暴走的成長への出発