先週土曜日暑いので夕方散歩に出る、例によってデジカメ持参、片耳補聴器を付けて外へ出た途端蝉の鳴き声、どうも今年は例年に比べて、ミンミン蝉が油蝉を圧倒してる様、ミンミン蝉は警戒心が強いのか高い樹の上の方で、気持ち良くミーンミーンと、油蝉がジージーと年寄りみたいに劣勢だ、耳の近くでミンミン鳴いてるから、首と体をグルグルと回して目を凝らして声の元を探す、ヤッとカメラの視野の届く樹の位置で透明の羽根を見付けてカメラを構えた、途端ヒョイと樹の幹から飛んで行ってしまった。鳴き声は止まないので、尚も辺りを見上げては樹々の周りを目凝らして見ていたが遂に首が痛くなってミンミン蝉の姿を追うのを諦めた私です。今日は遠くまで歩かなくても「歩数は結構稼げたかな」と満足して、フッと見上げた大きな欅の幹に、「アレッ、なんだこの蝉?」目線の上に小さな・・小さな蝉、体長3㎝位で若しかして油蝉の子供?然し抜け殻から出てきた油蝉とは違うようだ「第一油蝉の子供って有りか?」蝉はジリジリと幹を上へ上へと這い上がって行く、カメラを向けて何枚か撮ってが、幹の色に交じって、写ったかどうか定かではない、数十秒で小さな蝉は幹の頭上彼方へ消えて行って仕舞った。
子供の時、油蝉の前に、もっと早い時期、東京ではニイニイ蝉と呼んでた蝉が、夏一番早く出てきて、今は鳴き声も覚えていないが、多分ニイニイと鳴いていたのだろう、今現実に見た蝉は体型からチョッとずんぐり平べったい感じで、私が見ている間、全く無言でモソモソ、ジリジリと這いながら消えて行ったのだ、・・さてこの蝉何だろうか、教えて欲しいものだ。
さて、今日の収穫は高い樹の緑を眺めまわしたら目が大分スッキリしたようだと自分で意識出来た事、これは実感なのですが・・本当かなだとしたら毎日でも蝉の姿を探して歩くのも良いかなと思う私です。