精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

派遣切りを応援?

2010年04月01日 13時58分08秒 | 佐々木の想い
  精華町も企業誘致している。それは、企業に儲けさせてあげるためではない。地元産業の活性化と雇用の確保をすることにより、地域内の循環型経済を構築し、回り回って住民税などの税収アップにもつながるからである。
 京都府も同様に企業誘致策を持っている。そのこと自体は批判されることではない。が、さきほど述べたような目的ならば、それに反する行動をした企業には一定のペナルティを課すなり、労働対策として規制をすべきではないか?
 例えば、村田製作所という京都の企業がある。ここは、非正規労働者をなんと2000人も解雇したところだ。そこに、企業誘致策として府民の税金を2億円も支出している。綾部にある企業が、業績悪化ではなく生産拠点を海外に移すために国内の雇用を切ることをした。これにもおとがめなしである。舞鶴港の整備を府が行ったのも、この企業のためとされている。海外に拠点を移せば、せっかく府民の税金で整備した港も「無用の長物」と化すのである。
 ちなみに、京都の非正規労働者は全国でワースト2である。具体的に言うと、働く人のうち4割が非正規労働=アルバイト、パート、派遣など=という異常事態である。このような状態を規制もせず放置すれば、企業の体力は向上するかもしれないが、府民の経済力は低下し消費行動も抑えられ、物も売れず、回り回って府の税金も減るという負のスパイラルに巻き込まれることになる。
 ここらで、京都府のかじ取り役を交代させないと・・・
コメント
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