精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

徳之島1万5000人の怒り

2010年04月20日 10時57分19秒 | 平和・憲法9条
 一般マスコミではあまり大々的に報道されていないが、18日の日曜日に、鹿児島県の徳之島で1万5000人もの大集会が行われた。テーマは、ご推測通り「普天間基地代替施設反対」である。
 大都市で1万人を超える集会は珍しくはないが、人口3万人にも満たない離島での集会としては驚異的な人数だ。「本土からの参加者で膨らんだのだろう」と歪んだ見方をする人もあるかもしれないが、徳之島に就航している交通の便から考えると、島外から動員できても数百人程度が限界だ。いかに、島民の怒りが大きいか推測できる。
 その徳之島に、鳩山総理が説得に入るとの報道もある。恐らく拒否されるだろうが、政府はもう少し「日本政府」として動いてほしいものだ。
 それにしても、軍事はいつも貧しいところを狙い撃ちしてくる。沖縄もそうだが「基地経済」である。徳之島も、産業発展のためという理屈が持ち込まれるだろう。アメリカには徴兵制がないので、兵士のリクルートにも「高給」「手当」「資格取得」などが巧みに使われている。逆にいえば、軍人を確保するためには、一定の「貧困層」の存在が政府にとって望ましいということになる。おかしな話だ。
 愛国心で軍事が必要と考えている人もいる。であるならば、その愛国心が本物なら、街頭で民主主義を冒とくしているより、やることがあるのではないか?
コメント
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