季節毎に花を訪ねて

地元の里山や富士山麓に出掛ける事が多いです。

春の木の花が咲き始めています。

2021年03月15日 | 樹木(蔓植物、木本)

 

 

アブラチャン(油瀝青)・・・クスノキ科

落葉低木・雌雄異株とあります。春早く咲く木ですね。アブラチャンとは変わった名前ですが

チャンとは瀝青(タール類、ピッチ)のこと。昔、果実や樹皮の油を灯油にしたことがあるそうです。

成る程と思いました。

 

クロモジ属の特徴で枝を折ると良い香りがして枝には油分があり生木でも良く燃えるとの記述もあります。

 

 

 

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フサザクラ(房桜)・・・フサザクラ科

落葉高木、多数の雄しべが房状に下りサクラのように見える事からついた名前ですがサクラと違って

花には花弁も萼もなく雌蕊は雄蕊の基部にあると言います。

 

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キブシ(木五倍子)・・・キブシ科

雌雄異株の落葉低木、花の時期には暖簾のように垂れ下がり里山を歩く方なら良く見ると思います。

穂状(房状)の花が短い木が雌蕊と聞いた事がありますが確認していないので真偽の程は分かりません。

 

 

 

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ミツマタ(三椏)・・・ジンチョウゲ科

コウゾなどと共にお札の原料になる事で有名な木ですね。

 

 

 

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ミモザ・・・マメ科    半落葉ー常緑高木

ギンヨウアカシアやフサアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称

 

 

 

河原に生えていたヤナギ(柳)・・・ヤナギ科

勉強不足で名前は分かりませんが河原を黄色い花色で飾り春を強調しているように見える木です。

 

 

 

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トサミズキ(土佐水木)・・・マンサク科

土佐(高知県)の山地に自生するマンサク科の落葉樹ですが、この画像は植栽です。

 

 

 


樹木②

2021年02月04日 | 樹木(蔓植物、木本)

 

ツバキ(椿)   ツバキ科

どの様なツバキの種か分かりません。里山の頂上に植えられていました。

ツバキは縁起が悪い(花の落ち方が問題かな?)と言う事がありますが花は綺麗ですね。

 

 

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コショウノキ(胡椒の木)    ジンチョウゲ科

半日陰が好きな常緑低木です。花の香りはとても良いです。

蕾の花だったのが随分と開花して来ました。

 

 

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ソシンロウバイ(素心蝋梅)   ロウバイ科

随分と早くから咲き始める花です。今では終盤でしょうか?

香りも良く遠くから漂って来ますね。・・花被片が赤茶色の場合はロウバイです。

 

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シナマンサク(支那満作)   マンサク科 帰化植物(中国原産)

花が咲いても遅くまで葉が付いています。

 

 

 

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クロガネモチ(黒鉄黐)   モチノキ科

モチノキと似ていますがモチノキは果実がクロガネの比べまばらに着きますし葉も少し大きいですね。

識別の方法として若い枝や葉柄が黒紫色で有る事も知っておくと良いかも

 

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ハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)アベリア   スイカズラ科

園芸種で自生は無いそうです。公園などで良く見かけます。この木も公園でした。

 

 

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ソヨゴ(冬青)   モチノキ科

葉は革質で厚く丈夫に感じ果柄は長いです。熟すと果実は黒色になります。

 

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ノリウツギ(糊空木)の仲間・・花殻  里山に植栽されていました。正式な名前は知りません。

 

ヤナギ?の仲間

大きな河川に生えていました。赤い芽が膨らんでします。

春に萌黄色の芽を出すと、とても春を感じさせてくれる樹木です。

 


樹木①

2021年02月01日 | 樹木(蔓植物、木本)

 

マツグミ(松茱萸)   オオヤドリギ科

松などの樹木に寄生(半)着生する植物です。・・ここでは黒松に寄生(半)していました。

この時季は果実は青く熟すのはまだ先のようです。そして、この果実は食べる事が出来るようです。

自分はまだ食べた事がありませんがチャンスがあったら是非食べて見たいと思います。

この写真は黒松に寄生(半)している部分、寄生根を出した部分が太くなっていました。

 

写真の中に数ヶ所黒い塊のような場所が見えますがマツグミが寄生根をだ出し枝が太くなっている場所です。

 

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アオキ(青木)    アオキ科

常緑低木、青々とした葉と赤い果実が特徴で山地の林内に自生、半日陰が好きなようです。

このアオキは今まで見た事がない葉の形をしていてアオキと気付くまでに時間が掛かりました。

これもアオキの葉です。写真に撮りたくなる程の大きさでした。

 

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オオアリドオシ(大蟻通し)   アカネ科

アリドオシは里山では良く見かける常緑低木です。オオアリドオシがあると言う事は知っていましたが

これがそうではないかと認識した初めての写真です。

知識としては棘が葉の半分くらい葉もアリドオシより大きいくらいでした。棘が半分くらいとか?

葉がアリドオシより大きいと言う事は実物を見ていないと判断材料になりません。

個体差と言う事もあるので何とも言えませんがオオバと判断しました。

 

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カヤ(榧)   イチイ科

立派なカヤの木でしたが将棋、碁などの基盤になると言います。

葉は固く艶が有ります。うっかり触ったら葉の先端がチクリと痛かったです。

 

常緑針葉高木・・大きく見事な樹木でした。

 

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クロガネモチ?(黒鉄黐)   モチノキ科

常緑樹ですが葉の数は少なく実も付いていなくモチノキと判断が出来ませんでした。

このように大きくなる木なのか知りませんがとても魅力的な木です。

 

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カゴノキ(鹿子の木)   クスノキ科

表札にはホルトノキと書いて有りますが、そうではないと思います。

後ろの大木は落ちている葉と実を確認しエノキと思いました。エノキも大きくなるのですね~

※エノキは花友に教えて頂きました。