2023年日本 |
上映時間:145分 |
重度障害者施設で働く職人らとその家族の物語。 |
原作は実在の事件を元にした辺見庸が発表した同名小説。 |
監督、脚本は石井裕也。出演は宮沢りえ、オダギリジョー、⼆階堂ふみ、磯村勇⽃、長井恵里、大塚ヒロタ、鶴見辰吾。 |
情報無しでの視聴。途中からあの事件の事なんだな、、と。 |
内容が内容だけに役者の皆さんの並々ならぬ気合いを感じた。 |
特に宮沢りえ、⼆階堂ふみには大変な仕事だったろうなと、、、。 |
一目で本物と分かる障害者も複数参加のリアリティ。 |
観てるこちらも気合いを入れて視聴の重苦しい空気感のヘヴィーな話。 |
同じモチーフの映画も前にあったが比べものにならないくらいの重い空気。 |
傷付いた人間は心が荒む。果たして救いは? |
良いとか悪いとかでなく、こういう映画を観てあれこれ考える事も世の中には大事なんだと改めて思う作品。 |
「月」予告編【10月13日(金)公開】 |
2009年日本 |
上映時間:101分 |
寂れた港町で漁師を生業とする嫁の来てがない孤独な中年男の家に若い女と子供が住み着いて、、てなどらま。 |
若手監督の登竜門・ぴあフィルムフェスティバル(PFF)で賞を獲得して撮ったデビュー作。 |
監督、脚本は内藤隆嗣。出演は小手伸也、宮本裕子、広岡和樹、麿赤兒、ダイアモンド☆ユカイ、鹿沼絵里、竹本孝之。 |
的外れな昭和のユーモアに全く笑えず、ひたすら主人公に感情移入。 |
なんかダメダメ男、他人事じゃないんだよなあ。胸が痛い。 |
何もかもが古臭い昭和ノリな作品なんだけど個人的にはツボった。 |
不条理よね。これが人間よね。。。 |
誰かが言ってたけどまさしくカウリスマキ監督の映画のようだった。 |
面白いわけじゃないのに、心に残るというかね。。。 |
『不灯港』予告編 |
2023年日本 |
上映時間:82分 |
キャリアウーマン女性が、疎遠だった兄弟との交流を通して大切なことに気づいていく姿を描いたヒューマンドラマ。 |
監督は佐近圭太郎。出演は森田想、中村映里子、中崎敏、熊野善啓、松浦祐也、川瀬陽太。 |
血縁だからこそ相容れない感情もあるし、だからと言って無視もできなかったりする。 |
そんな愛憎関係を描いた辛辣なホームドラマ。 |
確かに無さそうですあるある花なんだよな。 |
まあ、兄弟と言えども価値観はそれぞれ。ある種、誰が正しいとかでもないんだよなあ。 |
誰もが思い当たりがあるモヤモヤする物語。 |
『わたしの見ている世界が全て』予告編【2023年3月31日公開】 |
2023年日本 |
上映時間:99分 |
1978年から活動するパンクバンド「アナーキー(亜無亜危異)」のギタリスト・藤沼伸一が、 |
永瀬正敏を主演に迎えて撮りあげた映画監督デビュー作。 |
監督は藤沼伸一。出演は永瀬正敏、北村有起哉、渋川清彦、町田康、有森也実、増子直純、うじきつよし。 |
物語としては一応架空のバンドという設定ですが、ほとんど「アナーキー(亜無亜危異)」の自伝的物語。 |
映画好きの藤沼さんだからこそのこだわりの演出とカメラワーク、音楽。 |
当事者が着ていた本物の服や使ってたギターも作品中に使用のリアリティ。 |
出演者からエキストラまで面識のある人が多くて、ついつい目移りしてしまいましたが、、、 |
バンドのファンの人はもちろん知らない人にも見て欲しい |
切なくとも尊い人生いろいろ、、、な1本。 |
マリさん、パンタさんのご冥福をお祈りいたします。 |
『GOLDFISH』予告【3月31日(金)公開】 |
2024年日本 |
上映時間:118分 |
2021年のヒューマンコメディ「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」に続くシリーズ第2弾。 |
監督、脚本は香月秀之。出演は高畑淳子、橋爪功、剛力彩芽、水野勝、凰稀かなめ、松下由樹、西村まさ彦、石橋蓮司。 |
ジジババによるジジババの為の作品なんで作りは如何にも!って感じ。 |
老夫婦の確執、子の結婚、認知症、、高齢者ワード満載。 |
前回に引き続きの熊本ロケは主役らへのご褒美なんでしょうか? |
高畑さんは歌も歌うというやり甲斐作品。 |
さて果たして、第三弾へと続くのでしょうか? |
「お終活 再春!人生ラプソディ」60秒予告 |