「ザ・トライブ」

「ザ・トライブ」
2014年ウクライナ

まず冒頭で「字幕も吹き替えも存在しない」というお知らせが入る。
登場人物を演じる役者が全員本物の聾唖者。
全編、手話のみ。。
劇伴も一切無し！

主人公の少年が転入して来た聾学校は、強盗、売春、何でもありの不良学校だった！
ひたすら、、、暴力、SEX、、、かなりエグイシーンもあり。
しかも1シーン1カットによる超ロングな長回しだらけ。。。
なんともリアル！！

台詞はなくとも騒々しいし、、、緊張感がスゴイ！

まるでドキュメンタリーを観てるかのようなリアル。
キレイゴトを排除して人間を撮っていったらこんなもんかもしれないね。

ナイス問題作！！！


https://www.youtube.com/watch?v=61Mi1bvxcsA

「キングスマン」

「キングスマン」
2014年イギリス

007シリーズのようなスパイものを思いっきりマンガチックにしたような作品。
ダメ男に凄腕美少女といえば、、、あの『キック・アス』のマシュー・ヴォーンが監督！！！
話は大きいがハチャメチャなユーモアは流石！

それにしても、、、あの悪役美少女いいねえ！
ソフィア・ブテラ、、、要注目！！です！
マーク・ストロングのサブキャラもイイ感じだし、、、
これはシリーズ化の予感！！！


https://www.youtube.com/watch?v=ohOnGe6Cha8&spfreload=10

「日本のいちばん長い日」

「日本のいちばん長い日」
2015年日本

8.15の終戦に向けての数日間。
内閣、軍、天皇、、、らの葛藤を描く。
1967年以来の2度目の映画化。

こうやって極限状態の人間達を観ていると
それぞれが一生懸命自分のやるべき事をやろうとしてるだけ、、、
ということが良く解る。
立場変われば戦争の意味も変わる。

キレイゴトだけじゃ世の中はまとまらないが
それにかこつけてパンドラの箱を開ける輩は愚か。

戦争は始まるとき以上に止める時の方が大変なんだ。
戦後70年、、、
まさか自分が生きてる時代に再びこんな状況に向かうとは考えもしなかった。

きっかけは映画だってなんだっていい、、
絵空事じゃない現実をしっかり考える時期です。。。

お盆休みに暇こいてる人は是非観てくだされ！

https://www.youtube.com/watch?v=LxEWiHiiCkk

「ソロモンの偽証」

「ソロモンの偽証」
2015年日本

宮部みゆきによる長編推理小説の映画化。前後編、トータルで4時間半の大作！
学校内で発生した同級生の転落死の謎を、生徒のみによる校内裁判で追求しようとする中学生たちを描く。

所詮子供の学芸会というなかれ
子供の頃に許せなかった事が大人になると受け入れられるようになる。
何かが失われていく、、、だがだからこそ生きていけるのかも知れないね。

オレもガキの頃は世間の何もかもが許せなかった。
でも、、正義をふりかざす事で他人を傷つけてたりする、、、のを改めて認識。
「赦す」というのは人生における永遠のテーマなのかもね。。

主演らの生徒達はほとんどがオーディションによる初出演だそうな。
いやあ、今後がたのしみです。

監督の思い入れも相当あったんだろな。リスクもあったろうし。。
ラストの「あの主題歌」が始まった時、監督の思い入れがちょいと理解できた気がした。

賛否いろいろあるが、、、「楽しかった」だけでは終わらない映画こそ生きていくのに必要。
そういう作品に対して今後とも支持していきたいもんです。

https://www.youtube.com/watch?v=AttAV6FZ-JI

「天使が消えた街」

「天使が消えた街」
2014年イギリス.イタリア.スペイン

日本ではあまり知られてないイタリアで実際に起きた英国人女子留学生殺害事件を映画化。
こりゃあ、、監督さんの嗜好丸出しな創りだわ。
結局、、整合性は微妙だが、、まあ、、評価は分かれるであろう作品。

重要なのは、、、出てくる女性がみんな可愛い！
その中でもカーラ・デルビーニュにはやられた。。。
モデルらしいのだがそのルックスと存在感だけでスターの予感。。

カワイコちゃんには気をつけなきゃ、、と思いつつも、、、
これはもう、、、完敗です！！

https://www.youtube.com/watch?v=Jgv970pBR3k