「プラットフォーム」

2019年スペイン
原題：El hoyo

主人公が見知らぬ部屋で目が覚めると、そこは階層に分かれた閉鎖空間で、
食事は上層階からきた残飯だけ…
人間格差そのままを描く不穏不条理系SF。

もう設定だけでご飯3杯くらいイケそうな興味津々。笑
この手が好物なオレとしては見るのを愉しみにしてたんだけど、よく期待倒れも日常、、、

で、結果的には、、、面白かった！
オレ的には近年の大当たり！！
いやあ、なかなかに不穏で不条理で胸糞！

てなわけでこの手の作品を好まない人、免疫が無い人には、
見るに耐えないシーンのオンパレード。
ただの「見なきゃ良かった」になりかねないのでご用心！！
この手がお好きなマイノリティ映画ファンにはおすすめな1本！

https://www.youtube.com/watch?v=qgav79qXDlg

「あっちゃん」

2015年日本

1984年より活動を続けるパンクロックバンド「ニューロティカ」の
ボーカルで中心人物であるイノウエアツシを追ったドキュメンタリー。
30年以上におよぶバンドの歴史、実家のお菓子屋さんの若旦那として暮らしている彼の日常にも迫る。
御馴染みのロッカーらも多数インタビュー出演。

あっちゃんとは20年近く前に某イベントで一緒になった事があって
一緒に演奏したことがあるんだよなあ。
最初に出くわしたのは、1990年くらいの某音楽番組。
なんかピエロがいるなあ、、パンクなんだ、、って、、、。笑

今回の映画を観て共通項が沢山あるのに気づいた、
1984年のバンド結成、90年代初頭のメジャーデビュー、1995年の解散、メンバー一新。
なんだかんだで未だにやり続けてる、って、ホント尊敬する。

腰が低い、温厚な優しい男、、
パンクとは相反するイメージだが、やり続けてることこそがパンク魂かもね。

半年後に初の武道館を目論むニューロティカ、、
彼らも含めて頑張ってる沢山のロック野郎達が報われますように。。。

https://www.youtube.com/watch?v=g9bQfk5CBhc

「30年後の同窓会」

2017年アメリカ
原題：Last Flag Flying

ベトナム戦争での元海兵隊員の3人が再会したのは
１人の男の息子がイラクで戦死したことがきっかけだった、、
的なオッサン達のロードムービー。

テーマは友情、家族愛、戦争、愛国心、、てな感じか。
監督は『6才のボクが、大人になるまで。』などのリチャード・リンクレイター。

ブライアン・クランストンのやさぐれチンピラくそオヤジ演技がナイスジョブ！
コメディのイメージが強いスティーヴ・カレルがテンションの低いシリアスな役なのがお見事。

反戦ものかと思って観てるとちょっと方向性が微妙なところもあり、、、
それはそれとして、視聴者がしっかりと考える事が大事な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=2F00wQZT1nE

「ゾンビの中心で、愛をさけぶ」

2018年デンマーク・スウェーデン
原題：Zoo

冷めきって離婚寸前の夫婦がゾンビ危機のせいで
自宅マンションで長期避難を余儀なくされて、、、てな物語。

ゾンビ映画って単純にハラハラドキドキ怖いってだけでなくて
愛する人間がゾンビになった時の愛の葛藤が重要な意味を持つ。
この作品も文字通り愛がテーマ、さて果たして、、、

もはや、やけくそ気味な明らかに日本のみの邦題。
まあ、これはこれで有りかも、、な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=SYEkNr22-OM

「ジーサンズ はじめての強盗」

2017年アメリカ
原題：Going in style

1979年に公開の『お達者コメディ/シルバー・ギャング』のリメイク。
御馴染みのモーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、アラン・アーキン扮する３人のじいさんが
銀行強盗を目論むコメディ。

無難だがしっかり解りやすく作られたエンタメ。
オリジナル版はオチが違うようなので機会があったら観てみたいものです。

銀行強盗、、考えた事あるが、、まあ無理だよなあ。。。

https://www.youtube.com/watch?v=AauAN-XeSTA