「甘いお酒でうがい」

2019年日本

お笑いコンビ「シソンヌ」のじろうが長年コントで演じてきたキャラクター、中年OLの川嶋佳子を主人公に、
平凡な40代女性の日常や悲哀を日記風につづった、じろうによる小説を映画化。
監督は「勝手にふるえてろ」「私をくいとめて」の大九明子。主演は松雪泰子。

どアップに立ち向かう、松雪泰子のキレイだけど
くたびれたちょっと痛いおばちゃんぶりがプロフェッショナルナイスジョブ！
「何も起こらない１人の人間の日常」映画っていうジャンルは昔からあるんだけど
これはホント秀逸というか傑作。
普通でいてちょっと個性的な一個人、他人からしたら興味のないおばちゃんなんだけど、、
映像、演技、カメラワーク、編集、音楽、、ナイスジョブ！で見事なドラマに昇華してる。
大九明子監督、、すげえ！！こんな作品がもっと世界で評価されるべきだよなあ。

テレビ観なくなって10年以上なので、この原作のお笑いコンビ「シソンヌ」を全く知らないんだけど
こっそりスゴイ人っているんだな、、って。

「パッヘルベルのカノン」の下り、、うんうん、、ってうなづいたよ。
オレの中の乙女心が刺激された。笑
黒木華のような友人がいるかいないかで人生全く変わるんだろうなあ。。

切ない、、ととるか、前向きにとるか、、人それぞれ。。。
地味なエンタメ、ホントどうでも良いつまらない話なんだけど、、、
映画としては満点つけたいくらいの見事な人間ドラマな1本！

https://www.youtube.com/watch?v=VftZXmX1lwg

「ある殺し屋 KILLER FRANK」

2015年アメリカ
原題：LAUGH KILLER LAUGH

冷酷非道、天涯孤独の初老の凄腕殺し屋が有る事をきっかけに人としての心を、、てな物語。
主演はウィリアム・フォーサイス 。監督脚本はカメル・アメッド。

定番の悲しきマフィアのストーリー。
この作品が特別なのはヒロインがキレイなお姉さんじゃなくて、、
美人じゃないしスタイルも○○な中年のビアンカ・ハンターなのがミソ。
個人的にはかなりツボ。いやあ、リアリティだよなあ。。。
って、、思ってたら、、後半のグダグダな展開がうむむ。。。

ヤクザはツライよ、いや、ギャングはツライよ低予算な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=9hdVOwSESsM

「ロスト・バケーション」

2016年アメリカ
原題：The Shallows

医学生の女性が休暇でビーチへ、、そこで遭遇する恐怖体験話。
監督は「エスター」のジャウム・コレット＝セラ。

話としてはシンプルにサメに襲われる恐怖。
はたして彼女は無事に生還出来るのか？って話。

いやあ、これ観たら海で泳げないよ。つーか、オレ泳げないんだけど。。笑

https://www.youtube.com/watch?v=OWz8AwEHoeM

「園子温という生きもの」

2016年日本　　ドキュメンタリー

1年間にわたって園子温監督に密着して撮りあげたドキュメンタリー。
監督は大島 新。インタビューで妻・神楽坂恵、染谷将太、二階堂ふみ、他。

ラースフォントリアー、手塚治虫、原発問題、、、、自分と被る部分多し。
なんかダメなところも含めて自分を観ているかのような、、
そりゃ、彼の作品が好きなはずだわ。
まあ、出くわしたら秒殺で喧嘩になるとは思うけど、、
あ、昔、園子温と遭遇した事件があって、、、
いや、この話はまたいつか。。。笑

現在、園子温氏はスキャンダルの渦中。
罪は罪として罰も受ければ良いと思うけど、、
作品が世の中から消える愚行だけは大反対でございます。

https://www.youtube.com/watch?v=tHW55VHiHxw

「過速スキャンダル」

2009年韓国
原題：과속스캔들／Speed Scandal／OVERSPEED SCANDAL

女好きの人気DJのところに突然訪ねて来た娘と幼い孫、、てな笑いと涙のドタバタコメディ。
監督脚本はカン・ヒョンチョル。主演は「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョンとパク・ボヨン。

オチも含めて王道の人情コメディなんだけど、、
いちいち細かいディティールまでしっかり練られた見事な出来。
音楽も編集もナイスジョブ！
で、、ちょっと引き気味のほどほどの可愛さの子役が絶妙にイイ！

この手がお好きな人に安定の1本。

https://www.youtube.com/watch?v=a6GlNZkHi2U