サヨナラ!サヨナラ!サヨナラ!

映画鑑賞忘備録ブログ。あくまでも個人的主観による感想なので怒っちゃやーよ!No Movie No Life!

「心と体と」

2022-10-11 15:48:46 | ヨーロッパ
2017年ハンガリー
原題:Teströl és lélekröl/On Body and Soul
上映時間 116分

食肉処理工場に勤務するアスペルガー的コミュ障の若い女と人生を諦めたような初老の男が
毎晩同じ夢を見るという事からお互い惹かれ合って、、という孤独な男女のヒューマンラブストーリー。
監督はイルディコー・エニェディ。出演はアレクサンドラ・ボルベーイ、ゲーザ・モルチャーニ、レーカ・テンキ、エルビン・ナジ。

特に劇的なエンタメ展開があるわけではない地味なラブストーリーなんだけど、
なんか展開が読めないし、ファンタジーぽいけど、生々しくリアルだし、、思わずラストまで魅入ってしまった。
牛の屠殺シーンは要注意だけど、確かにこれを入れる意味も理解出来るし、、
この監督さん、18年ぶりの作品らしいが、、ただ者じゃないよなあ。。。

ヒロイン役の女優さんも普通に美人だけど、、なんか嘘っぽくないのは演技のなせる技なんだろうか。
それ以上に脇役軍団が妙に個性的で存在感があり、彼ら彼女らとの絶妙なバランスで話が進む。

観終わってからジワジワジワジワと自分の中で増幅していく不思議な1本。
これはピンと来ない人にはホント来ないんだろうね。
オレ的には心の中に侵入されて時間差でヤラれた!って感じ。
もしかして記憶に残る思い出の作品になるのかも、、ってね。

オススメと言いがたい気持ちも有るけれど、気になる方には是非観てほしい美しいお伽噺な1本。
みんな誰かと繋がりたいんだろうね。うん。

同じ夢を見た男女が…!映画『心と体と』予告編

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「そして、バトンは渡された」

2022-10-11 15:46:20 | 日本
2021年日本  
上映時間 137分  

次々と親が変わる女の子の半生と彼女を取り巻く人々の家族物語。
瀬尾まいこの同名小説の映画化。
監督は前田哲。出演は永野芽郁、田中圭、石原さとみ、岡田健史、大森南朋。

コメディタッチで始まったが内容としては感動的家族愛なお話。
オチは伏線が二つほどあって予想はできたし、
なんだよ、結局みんな良い人かよ!キレイゴトかよ!と言いつつも、、
ちょいと、いや、、しっかり泣かされました。笑
これもまた映画ならではよね。

みなさんバッチリなキャスティングだけど、、、
石原さとみの役はホント彼女以外に考えられない!ってくらい見事にハマってました。

ツライ時ほど笑いましょう、、
ってなかなか出来ないけど、それも一理あるな、と思わされた1本。

映画『そして、バトンは渡された』本予告 2021年10月29日(金)公開

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ディア・エヴァン・ハンセン」

2022-10-11 15:44:09 | アメリカ
2021年アメリカ   ミュージカル
原題:Dear Evan Hansen
上映時間:137分   

コミュ障の高校生が自殺した同級生と親友という誤解をされて
嘘をつき続ける事で大ごとになっていく物語。
2015年に初演された同名ミュージカルの映画化。
監督はスティーブン・チョボスキー。出演は ベン・プラット、ケイトリン・デヴァー、アマンドラ・ステンバーグ、ニック・ドダニ。

主演はプロデューサーであるマーク・プラットの息子でベン・プラット。
彼はミュージカル版でもハンセン役を演じたそうな。
ミュージカルのストーリーが鬱な高校生の日常、、という地味なところが今時と言えば今時。
曲はフォーク的で統一性がありクオリティ高く、そこが大きいポイント。

1人で悩まず、みんなで話をしようよ!命は大事!!な1本。

映画『ディア・エヴァン・ハンセン』予告編《2021年11月26日(金)公開》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「#生きている」    

2022-10-11 15:40:03 | 韓国
2020年韓国  Netflixオリジナル
原題:#살아있다/#ALIVE
上映時間 98分

韓国の街で、突然謎のウィルス感染によって人々がゾンビになっていく状況で
自宅マンションの部屋に立てこもった男のサバイバルストーリー。
監督はチョ・イルヒョン。出演はユ・アイン、パク・シネ、チョン・ベス、イ・ヒョヌク。

「新感染」以降、韓国のゾンビ映画は世界で最もクオリティが高いイメージ。
逃げ惑うエキストラ軍団の派手さも貢献度は大きい気がする。
自宅マンションに引きこもる話は前に観た「リビング・デッド サバイバー」と同じだが、
これは割と王道な展開。
それほど目新しさは無くても最期までしっかり楽しめるエンタメな佳作。
まあ、欲を言えば、、、もっとガツンとくるヤツも期待してます。

#生きている | 公式予告編 | Netflix

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アイダよ、何処へ?」

2022-10-11 15:37:23 | その他
2020年ボスニア/ヘルツェゴビナ・オーストリア・ルーマニア・オランダ・ドイツ・ポーランド・フランス・ノルウェー・トルコ
原題:Quo vadis, Aida?
上映時間 101分

ボスニア紛争末期に国連保護軍の通訳として働くアイダが夫と2人の息子を
セルビア軍から助けるべく右往左往する実話を元にしたお話。
監督はヤスミラ・ジュバニッチ。出演はヤスナ・ジュリチッチ、イズディン・バイロビッチ、ボリス・レール。

戦闘シーンや爆撃、殺戮シーンは無いのだけど、ツラさ残酷さはしっかり伝わる戦争映画。
全てが地味ながらもリアルな創りで改めて戦争はイカン!と言わざるおえない。
いやあ、みんなツライわ。

国連が何も役に立たないって、いまの時勢にシャレにならない作品。

『アイダよ、何処へ?』予告編

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする