「Swallow／スワロウ」

2019年フランス・アメリカ
原題：Swallow

玉の輿で裕福な家の主婦がある日ふとガラス玉を呑み込みたいという衝動にかられる。
そこから徐々にエスカレートして、、てなエグめな物語。

「日常の闇」がテーマと言ったところか。
この手の映画を好む人と好まない人がいるのだが、オレ的には大好物。笑
期待しすぎて撃沈も少なくないが、この作品はお見事な出来！！！
主演のヘイリー・ベネット。監督のカーロ・ミラベラ＝デイビス、、ナイスジョブ！！

シアワセそうに見えてもみんな何かを抱えているもんだよな、、、の1本。

https://www.youtube.com/watch?v=Ihc2_qu4kpI

「ミセス・ノイズィ」

2019年日本

20年ほど前にマスコミを騒がせた布団を叩きながらラジカセを大音量で
24時間流して近所に迷惑をかけて逮捕されたおばさんを描いたと思われる作品。

てっきりその事件を面白おかしく脚色してエンタメにしてる作品かな、、
と思ってたら、、全く違う展開へ。。。
で、実際の事件をいろいろ調べてみると驚愕の話が、、
で、この映画の意図が見えてきた。。

マスコミや人の噂を鵜呑みにすると危険だよな。
まさしく今の世、マスコミほど信じられないものはないのだが、
それでもTVやワイドショーを鵜呑みにする人が多い事に恐怖を感じる。
この映画は実話ともフィクションともうたってないんだけど
告発する意味合いもあったんだろうな。。。
是非、機会があったら観てください。

https://www.youtube.com/watch?v=J06BBwwr-fI

「ガール・イン・ザ・ボックス」

2016年カナダ
原題：Girl in the Box
日本劇場未公開

ドS性癖の夫と、そんな夫を愛してしまった女がヒッチハイクの女の子をターゲットに
監禁、調教、洗脳する話。

実話らしい。まあ、あるだろうね。
狭い箱に閉じ込められるのはかなりキツイね。
この作品の重要なポイントは逆らえないように洗脳はされても
被害者の子がMに目覚めるわけでは無いということだな。
つまり性癖を描くというよりも犯罪性を一般人向けに描いたって事。
そういう意味ではちょっと物足りない普通な作品かな。

https://www.youtube.com/watch?v=ywjm0adeLEc

「ペーパーボーイ 真夏の引力」

2012年アメリカ
原題：The Paperboy

冤罪事件を追うジャーナリスト兄弟と殺人犯に恋する色狂い中年女。
どんどん深みにはまっていく人々を描く社会派もの。

最初はハズレたかなと思ってたら徐々に展開が面白くなってきて
最期は、、ああ、そうなるのね、、って。
これって実話らしいんだけど、、うむむ。
それにしてもキャストのみなさんナイスジョブ！
人気ベテラン役者でも手加減無しの汚れ役は流石です。

みんな闇を抱えてるんだよな、、って人間の本質を垣間みる尾を引く1本。

https://www.youtube.com/watch?v=z0IJsrpySQg

「エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ」

2018年アメリカ
原題：Eighth Grade

クラスで目立たず友だちもいない女子中学生がなんとか認めてもらおうと奮闘する話。

学校ではさえなくてもネット弁慶なところはまさしく今時リアル。
特に大事件も起こらない事もリアル。
こんな子は世間に大勢いるだろうな。

この子全然可愛いじゃん、とアラカンおっさんは思うのだが、
まあ世代の価値観の違いはいかんともしがたい。。
自分だったら、と久しぶりにパパ視線で観てた。
よくあるダメパパではなくかなり模範的なパパにしか見えないんだけど、、
これでダメなら、オレなんかなす術はないわな、、と、、ちょっと黄昏れる。

なんじゃない日常にもドラマはあるグッチーな1本。

https://www.youtube.com/watch?v=xheZloKro1I