「わたしは、ダニエル・ブレイク」

2016年イギリス・フランス・ベルギー
原題:I, Daniel Blake

病気の為に役所に生活保護を申請するがその不親切な対応に疲弊していく様を描く社会派ドラマ。
カンヌ映画祭、最高賞パルムドール受賞作品。
製作にベルギーが絡んでるところがこの作品を象徴してる。
ホント社会への問題提起な作品。

もうね。腹立つ！哀しい！不条理！
これは多かれ少なかれ他人事じゃない。

お役所仕事という言葉があるくらい我が国にもある問題。
まさに格差社会と言われる今の日本も人ごとじゃない。
全ての人に観ていただきたい。

英国労働党首はメイ首相に「この映画を見ろ」と、議会で言ってのけたという。
我が国の首相にも観て欲しいものです。

映画は娯楽のためのものだけではない！と声を上げたい1本。

https://www.youtube.com/watch?v=NE9QXcEWQaE

「彼女がその名を知らない鳥たち」

2017年日本

冴えないミツグ君に面倒みてもらいながらイケメンにいれあげるクソ女の話。
つーか、登場人物、、みんな、、なかなかのクズっぷり。

元々、蒼井優は大好きな実力派女優だったのだが、、、体を張ったなかなかの熱演！
で、安定の阿部サダヲ。
バランスのいい演出脚本、、いいね！
シーンの移り変わり時の編集に監督のセンスを感じた。

「共感度ゼロの最低な女と男が辿りつく“究極の愛”とは—」
「このラストは、あなたの恋愛観を変える」
キャッチコピーもなかなか的を得てる。映画会社もたまにはナイスジョブ。

ちまたで良く見受けられる「愛がほしい」とのたまう女性の方々にみて欲しいものですね。
とくにダメンズ好きのあなたへおすすめの1本。

https://www.youtube.com/watch?v=4zHmryJgLOU

「ユリゴコロ」

2017年日本

原作は沼田まほかるのミステリー小説。
彼女がその名を知らない鳥たちの原作者のミステリー。

“殺人鬼の手記”ノートを見つけた青年がその謎に、、、てな話。
1歩間違えると火サスなんだけどね。笑

話としては面白かった、、、でも、やっぱり辻褄が合わないところが原作から改変した部分だったりする。
限られた時間の中に納めなければならい映画というフォーマットの重要な闘いの部分。
監督さん、原作さん、プロデューサーさん、、、
頑張って！映画会社に負けないように！

https://www.youtube.com/watch?v=OZKJlvXa4gU

「グレイテスト・ショーマン」

2017年アメリカ
原題:The Greatest Showman

19世紀に活躍した興行師、P・T・バーナムの成功を描くミュージカル映画。

巷で評判だったので期待してみたら、、ちょいと肩すかし。
解りやすいといえばそうなのだが、、もうちょいひねって欲しかった。

ショーの振り付け、カメラアングルはアグレッシブで良かった！
いろいろ撮影方法論やテクノロジーは進化してるんだね。


子供の頃に観たサーカスが懐かしい。
見世物小屋からサーカスへ
いろいろな社会問題と娯楽は時代とリンクしてる。

これはやっぱり劇場で観たかったな、、、と思わされる1本。

https://www.youtube.com/watch?v=GuadtzQB2hk

「ダーク・タワー」

2017年アメリカ
原題:The Dark Tower

スティーヴン・キングの長編小説の映画化。
不思議な力を持った少年が異次元の世界へ、、、的な冒険アクション。

個人的にSFは好物だがファンタジーは苦手。
確かに奇想天外な映像美は魅力的なんだけど、、、
多分、如何にも勧善懲悪がキライなんだと思う。
だってファンタジーって敵と味方に分かれて最後に正義が勝つんだよね。
子供にはそれも大事だけど大人には、、それはもう、、ね。

なんて事を考えた、、個人的には退屈な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=vOuS1ABC9qU