2014年ドイツ |
原題:Who Am I - Kein System ist sicher |
上映時間:106分 |
警察に出頭した天才ハッカー・ベンヤミンの独白で語られるハッカー集団CLAY のクライムサスペンス物語。 |
監督、脚本はバラン・ボー・オダー。出演はトム・シリング、エリアス・ムバレク、ヴォータン・ヴィルケ・メーリング、アントニオ・モノー・Jr、ハンナー・ヘルツシュプルンク。 |
独白回想シーンで構成されてるので尋常じゃないカット数の膨大な情報量が高速で描かれてるので |
観てるこっちも脳をフル稼働で視聴。油断するとついていけないスピード。 |
それにしてもセンスの良い映像と編集。イイ感じに練られてます。 |
思いっきりひっくりカエルどんでん返し作品。 |
集中したおかげで正解率85%という感じでした。笑 |
ウラのウラはオモテ、、てな感じ。 |
どんでん返しサスペンスがお好きな方におすすめの1本。 |
『ピエロがお前を嘲笑う』予告編 |
2021年フィリピン 日本劇場未公開? |
原題:The Housemaid |
上映時間:114分 |
金持ち家族の屋敷に住み込みで働く事になった貧しくも美しいヒロインが主人公の官能サスペンス。 |
元々は1960年キム・ギヨン監督「下女」をイム・サンス監督が2010年にリメイクした「ハウスメイド」のフィリピンリメイク。 |
監督はローマン・ペリッツ。出演はカイリー・バーゾサ、アルバート・マルティネス、ジャクリン・ホセ、ルイス・デ・ロス・レイエス、アルマ・モレノ。 |
あの韓国映画の傑作「ハウスメイド」をフィリピンリメイクという事で興味津々かつ元作の記憶を辿りながらの視聴。 |
想像していたよりオリジナル版に忠実再現だった。 |
ただフィリピン版の方が音楽や映像でいかにも昭和のヨーロッパ官能モノという雰囲気が強い。 |
ヒロインって多分モデルさんだろな、、って思いっきり美人でナイスバデぃ!エロいというより美しい! |
前半の小悪魔的な無言の演技に世の男性はノックアウト間違い無し! |
ただ後半、セリフが増えて行くとちょっと役者としては薄いかな、、と。 |
物語の深みは当然韓国版の方が間違いなく秀逸。衝撃のラストにいたっては桁違いに韓国版に敵うはずもない。 |
この監督さん官能映画が専門みたいです。ホントは官能だけでラストの展開にはしたくなかったかもね。 |
目の保養にオススメですが、、鼻の下を延ばして油断してるとラストにやられちまいますぜ!旦那!!! |
『ハウスメイド』予告編 |
フィリピン版予告が見つからなかったので韓国版を。 |
2018年韓国 Netflix |
原題:염력 |
上映時間:101分 |
ある日突然超能力が使えるようになった男が地上げ屋から娘と街を守るために奔走するSFアクションコメディ。 |
監督、脚本はヨン・サンホ。出演はリュ・スンリョン、シム・ウンギョン、パク・ジョンミン、キム・ミンジェ、チョン・ユミ、ユ・スンモク。 |
横暴な国家権力と企業と役に立たない警察に対抗する庶民の図、、という韓国お得意のエンタメ。 |
そこに奇想天外な超能力オヤジが頑張る、、というドタバタコメディ。 |
思いっきりマンガチックなんだけどSFXがそれっぽいんでテンション上がるわ。 |
ワイヤーアクションもご苦労様!です。 |
突っ込みどころ満載だけどこれはこれで愛すべきオチのエンタメ。 |
[염력] 메인 예고편 |
1963年イタリア・フランス |
原題:Otto e mezzo |
上映時間:140分 モノクロ |
人気映画監督のグイドは、新作の構想と療養のため、温泉地へ。 |
スランプに陥った彼が周りの人々との関わりの中で自らの理想の世界へと現実逃避していく物語。 |
監督、脚本はフェデリコ・フェリーニ。出演はマルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ、クラウディア・カルディナーレ、サンドラ・ミーロ。 |
若い頃に観ていまいち良く解らなかったのでそろそろ再視聴しようと思ってた矢先に |
女優アヌーク・エーメの訃報が、、追悼という事で再視聴。 |
まあ、改めて観ると解り易くイケメンスケコマシ監督の現実逃避騒乱記という感じ。 |
現実と妄想、過去と今、妄想の反乱、、という混沌。 |
ラストシーンが大幅にカットされて急遽違うエンディングになったという話。 |
なるほど!それで合点がいった!いやあ力技やねえ。。。 |
人生は祭りだ!ってサブちゃんも同意する名作。知らんけど。笑 |
アヌーク・エーメさんのご冥福をお祈り申し上げます。 |
「8 1/2」完全修復ニュープリント版・予告編 |
2023年日本 |
上映時間:122分 |
とある銀行の小さな支店で発生した、現金紛失事件に端を発する行員失踪とその裏にある不正を描く群像劇。 |
原作はヒットメイカー池井戸潤の小説。漫画化、ドラマ化を経ての映画化。 |
監督は本木克英。出演は阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介。 |
沢山の人々が右往左往する点と線が繋がるクライムサスペンス。 |
銀行スキャンダルというシリアスで小難しいストーリーの雰囲気を和らげる意図なのか |
阿部サダヲの起用。それにしてもあのヒットコメディと同じような毎度のサダヲキャラが浮きまくり。笑 |
うんちくものとして、銀行内部のシステム、不動産売買の段取り、、など、為になるよなあ。 |
まあ、どこの組織でも大変だよなあ。特に金を扱う仕事だもんなあ。 |
基本おふざけ無しですが、、「やられたらバイ返し」のセリフはご愛嬌。 |
それぞれのオチも綺麗に着地。安定の1本。 |
『シャイロックの子供たち』予告編 |