1986年アメリカ |
原題:Top Gun |
上映時間:110分 |
若きアメリカ海軍飛行士の栄光と挫折を描いた青春エンタメアクション。 |
監督はトニー・スコット。出演はトム・クルーズ、ケリー・マクギリス、ヴァル・キルマー、アンソニー・エドワーズ。 |
今も昔も軍事関連ヒーロー的思想のこの手の映画はキライで観なかったのだが |
今年公開の続編がかなり評判良いようなのでいまさらの視聴。 |
予想以上のスポーツかのように英雄視する自己欺瞞若気の至りな話。 |
実際、撮影中の事故でスタントマンが亡くなったそうな。 |
公開後、海軍への志願兵が急増したそうな。 |
まあ、時代性もあるとは思うが、なんだかな、、、。 |
さてさて、、果たして続編は、、、? |
『トップガン』 予告編 |
2022年アメリカ |
原題:Top Gun: Maverick |
上映時間:131分 |
86年大ヒット作の36年ぶりの続編。 |
その後、トム演じる海軍飛行士は現役で乗りながら教官もやっていた、、てな物語。 |
監督はジョセフ・コシンスキー。出演はトム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、ヴァル・キルマー。 |
なんか久しぶりにハリウッドショービジネス映画の底力を魅せられた気がする。 |
勇気、恋愛、友情、家族、オレの苦手なアメリカ的キレイゴトなんだけど、それはそれとして、しっかり楽しませる。 |
いやあ、お見事なエンタメでした。 |
特典映像を観てると、それだけお金と労力とリスクを賭けて作り上げてるんだな、、と。 |
単純にCGでやりゃあいいじゃんじゃなくて、人力で実写でやってる方が、よりリアルさが、その熱意が伝わるんだろね。 |
若い頃より今のトム・クルーズの方がかっこ良く見えるって大したものです。 |
飛行素人の役者を乗せてもあんなアクロバットな飛行が問題なくできるくらい |
飛行クオリティも進化してるってことだよなあ、、って勉強になった1本。 |
映画『トップガン マーヴェリック』ファイナル予告 |
2011年韓国 ドキュメンタリー |
原題:아리랑/ARIRANG |
上映時間 91分 |
異端児キム・ギドク監督が山小屋に1人で籠り自分を撮り続けた異色のドキュメンタリー。 |
監督はキム・ギドク。出演はキム・ギドク。 |
撮影中に事故で女優を死なせかけたという事で3年間映画が撮れなくなったキム・ギドクが |
ならば1人で自分を撮ろう、、という事で撮った1人二役的自問自答作品。 |
泣き言と愚痴と弁解、言い訳、自慢、自虐、 SM、死、、、 |
人間キム・ギドクと監督キム・ギドクを自ら暴く。 |
自粛生活3年、周りの尊敬と軽蔑に追い込まれたのか。 |
ただ、言ってる事は本音のようでもあり、やっぱりエンタメの計算のようでもあり、、 |
1つ言えてるのは映画作りの執着がこのような作品を生み出した事には違いない。 |
彼の作品に感銘を受けている自分としては、この作品を通じて、 |
やっぱり共通の価値観を感じる。それが世間的には忌み嫌われる部分であっても |
共感せざるおえない。 |
彼がコロナで亡くなったという訃報から丁度2年のタイミングでの視聴。 |
世間的には賛否両論だろうけど、個人的には愛しい1本。 |
映画『アリラン』予告編 |
2019年ブラジル |
原題:Aos Olhos de Ernesto/Through Ernesto′s Eyes |
上映時間:123分 |
ほとんど目が見えない頑固な78歳の一人暮らし老人に古い知人女性から手紙が届く。 |
老人は偶然知り合った若いギャル女性に手紙の返事の代筆を頼むようになり、、てなヒューマン物語。 |
監督はアナ・ルイーザ・アゼベード。出演はホルヘ・ボラーニ、ガブリエラ・ポエステル、ジュリオ・アンドラーヂ、ホルヘ・デリア。 |
コメディではなく解り易い人生ドラマ。 |
頑固じいさんと今時の娘という組み合わせが良い。 |
孤独な限られた余生をどう生きるか? |
遠くない将来、自分にとっても人ごとではなく興味深く観た。 |
晩年をどう生きるか? |
まさしく人生は出会いと別れ、、願わくば良い出会いと良い別れをしたいものだ、、と思う1本。 |
映画『ぶあいそうな手紙』予告編 |
2022年イギリス ドキュメンタリー |
原題:In the Court of the Crimson King ― King Crimson At 50 |
上映時間 分 |
1969年から長きに渡って活動して来たイギリス発のロックバンド「キング・クリムゾン」の |
50年を締めくくるラスト2年の記録。ほとんどがインタビュー構成。 |
監督はトビー・アミーズ。出演はロバート・フリップ、ジャッコ・ジャクジク、エイドリアン・ブリュー、ビル・ブルーフォード。 |
オレはこのバンドの長年ファンで去年の今頃ラストライブを見届けたくらい好きなんで何を観ても楽しめるんだけど、 |
ひねくれもののフリップ爺があえて「バンドの事を良く知らない映像作家」にアファーしたというから、、 |
特に盛り上がるわけでもなく、肯定でも否定でもない、かなりマニアックなドキュメンタリーになった。 |
まあ、そこもこのバンドらしいと言えばらしいけどね。 |
メディアで初めて観る旧メンバーのインタビューは感慨深いし、、 |
この映像が出来上がる前に亡くなったメンバーのリーフリンが余命を解っててインタビューに答えたり |
最期のフリップの長い沈黙がファンとしてはグッと来る。 |
とは言っても、、ハッキリ言ってファンじゃない人には何も楽しめないであろう作品。笑 |
全ては音楽の為、、と言い切る姿勢、、、エンタメという言葉では括れない彼らの片鱗を知って欲しい1本。 |
IN THE COURT OF THE CRIMSON KING OFFICIAL TRAILER |