1995年フランス・ドイツ・ハンガリー・ユーゴスラビア・ブルガリア |
原題:Underground |
上映時間:170分 |
ベオグラードを舞台に、第二次世界大戦からユーゴ内戦まで、ユーゴスラビアの激動の歴史を |
ブラックユーモアを交えて描いたシュールコメディ 。 |
監督はエミール・クストリッツァ。出演はミキ・マノイロヴィッチ、ラザル・リストフスキー、ミリャナ・ヤコヴィッチ、エルンスト・シュテッツナ、スラヴコ・スティマツ。 |
なんじゃこりゃ!のブッとび映画。やる事なす事無茶苦茶、道徳心皆無、破廉恥! |
コンプライアンスのカケラも無しの脚本なんだけど、これはこれでセラヴィ。 |
コメディ なんだけどなんか笑えないのよね。人生観を問われてるような気がする。 |
猛獣などの動物シーンが凄かったり、女優さん綺麗で可愛いかったり、、、 |
で、後半のシリアス展開とびっくり仰天のラストシーン。 |
いやあこれは独特の世界観です! |
『アンダーグラウンド』予告編 |
2022年フィンランド・スウェーデン |
原題:Pahanhautoja/Hatching |
上映時間:86分 |
一見円満な家庭の少女がある日見つけた卵を持ち帰って、、てな北欧ホラー。 |
監督はハンナ・ベルイホルム。出演はシーリ・ソラリンナ、ソフィア・ヘイッキラ、ヤニ・ヴォラネン、レイノ・ノルディン、オイヴァ・オリラ。 |
抑圧された少女の美しさと怪物のグロさの対比が魅力のホラー。 |
美しさと邪悪は表裏一体だよなあ、、って。 |
いろんな意味で「母性」がテーマなのかもね。 |
バケモノが主役というより家庭内の不穏の方が実は怖い、、というお話。 |
この少女、見た目も演技もナイス。今後が愉しみです。。。 |
『ハッチング―孵化―』本予告 |
2024年スペイン Amazon Prime |
原題:Apocalypse Z: El principio del fin |
上映時間:118分 |
ゾンビウィルスに脅かされる人類。愛猫と共に安住の地を目指す男の物語。 |
監督はカルレス・トレンス。出演はフランシスコ・オーティズ、ホセ・マリア・ヤスピク、ベルタ・バスケス、マリア・サルゲイロ、アマリア・ゴメス。 |
定番のテンコ盛りゾンビ映画。主人公のロードムービー。 |
ゾンビそのものより極限状態の人間のスッタモンダがメイン。まあ、これも定番。 |
ゾンビのメイクと衣装が低予算を感じる。まあ、本来ゾンビ映画はエンタメ的に迫力を出すにはそこも必要なんだけど、、そこはうまく作ってる。 |
個人的には最終的に猫がどういう役割をするのか?だったんですが、、、 |
救世主になるのか?哀しい結末になるのか?ってね。 |
え?!マジかよ、、、って1本。W |
『アポカリプスZ ~終末の始まり~』OFFICIAL本予告 |
2021年フランス・ベルギー・モナコ・オーストラリア |
原題:Vortex |
上映時間:148分 |
心臓病を抱える夫と、認知症を患う妻、自らの死が迫る老夫婦の日常を、 |
2分割画面を使用し、それぞれの姿を同時進行で日常行動を映し出していく物語。 |
監督、脚本はギャスパー・ノエ。出演はダリオ・アルジェント、フランソワーズ・ルブラン、アレックス・ルッツ、キリアン・デレ、リリー・ブラウン・グリフィス。 |
毎度問題作のイカレ監督ギャスパー・ノエの新作。 |
彼にしては全うな創り。でも、そこはギャスパー監督、地味なんだけど奇をてらわずも一癖ある作品。 |
彼の作品はいつもは「無い無い」な話だが、、これは誰にでも「あるある」な話。 |
まるで長回しのドキュメンタリー。ナレーションも音楽も無し。 |
ちなみに主人公の夫役はホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督、役者初挑戦。 |
彼の部屋で流れるビデオがタルコフスキーの「惑星ソラリス」だったりするのが興味深い。 |
かなりヘビーな話だがこれは誰にでも起こる事。悪い事は重なったりするものだ。 |
人ごとではない話。オススメですが、、結構キツいんで覚悟が必要な作品。 |
『VORTEX ヴォルテックス』本予告【2023年12月8日(金)公開】 |
1989年フィンランド・スウェーデン |
原題:Leningrad Cowboys Go America |
上映時間:78分 |
架空のバンド「レニングラード・カウボーイズ」が、故郷シベリアからアメリカに渡りメキシコまでを旅するおとぼけロードムービーコメディ。 |
監督はアキ・カウリスマキ。出演はマッティ・ペロンパー、カリ・ヴァーナネン、サッケ・ヤルヴェンパー、ジム・ジャームッシュ、レニングラード・カウボーイズ。 |
あのカウリスマキ監督、こんなタッチの映画も撮るんだなって、、まあ、当時話題にはなってました。 |
バンドメンバーを演じているのは「スリーピー・スリーパーズ」というフィンランドの実在バンドだったが、 |
本作が話題になったことを機に「レニングラード・カウボーイズ」として活動することになった。そうな。 |
何気に上手いんだよな、このバンド。 |
髪型、グラサン、靴、服、、、なんかダサカッコいいし、みんな良い顔(表情ね)してるんだよね。 |
なんか妙に愛すべきシュールな1本。 |
Leningrad Cowboys Go America (1989) Trailer |