「八月の濡れた砂」

1971年日本。

大昔多分テレビで観たんだけど、、おこちゃまだったボクにはピンとこなかったもんで、、
スレたおっさんになった今しかない！と8月に観たんだけど、、、レビュー書くの忘れてました。笑

湘南を舞台に学園紛争敗退後の70年代のしらけ世代の気だるく無軌道な若者達の退廃を描く。てなお話。
結局は昭和のちょいアダルトな青春群像劇ってことですな。
なんか懐かしのテレビドラマ、キーハンターやGメン75の昭和な格好良さとちょいエッチな感じがなんともね。。。

アランドロンの「太陽がいっぱい」みたいなとこを狙ったのかもね。。。
やっぱこの頃の日本のおねーちゃん達はヒッピーな格好はイケてても
やたら露出の少ない上げて寄せないビキニにはもう笑うしか無いし。。。笑
当時の日本で描くのは無理があるが現代だとなんの意味も無い気もする。
やっぱり当時の社会背景があってこそなんだよね。。。

若き頃の 地井武男、原田芳雄、渡辺文雄らが脇役で出てるのもなかなか興味深い1本。
日本の映画史の片隅に鎮座する甘酸っぱい1本。



http://www.youtube.com/watch?v=Urmx6jHaZ3M

「少年と自転車」

2011年ベルギー・フランス・イタリア合作。

親に捨てられ心が荒んでいく少年が里親によって更生していく社会派ドラマ。

いやあ、この監督の作品はどれも一貫してる。
どの作品も悲惨な子供が主人公。
いや、もうね、ツライ。。。

毎度お馴染みのドキュメンタリータッチなのだが
調べてみるとやっぱり実際にドキュメンタリーから入った監督らしい。
ドキュメンタリータッチがこの監督ならではの緊張感とリアリティ。
史上初の5作品連続でのカンヌでの受賞もダテじゃないねえ。

毎回この監督の作品を観る度に思うのだけど、、、
日本の子供はなんて裕福で恵まれているんだろうと、、、
まあ、だから何だってゆーわけじゃないけど、、、
裕福故の甘えには違いない。
甘えるのも甘えさせるのもたいがいにしたほうがよくねーかい？


後でジワジワくる戒めの1本。。



http://www.youtube.com/watch?v=TUg38sTgvtQ

「ロボット」

2010年インド。

なかなかのSF大作なんだが、、、
やっぱりインド、、、要所要所で必ず歌と踊りが入る。笑
世界一の映画大国というが毎回こんなに曲書き下ろしてたいへんだねえ。
演技や脚本、演出に突っ込みどころは満載だが、、、それはそれで勢いで吹き飛ばすパワーあり！
まあ、思いっきりのいいパワーはいいと思います。はい！

ストーリーとしてはヒューマンロボットものの定番を行ってますが
途中、ヒロインが列車内で大勢の男達に襲われるシーンは、、、
今のインドの現実を思い出してイヤな気分になりました。
人気女優さん達も高額なギャラを払って強力なセキュリティつkてるんだろう、、、
って余計な事を考えてしまいました。
しっかりしろよ！インド！！！

まあ、、、エンターテイメント作品としてはオススメ。
ハリウッドもの好きだけどひと味違ったものをお腹いっぱい召し上がりたい方にオススメの1本。




http://www.youtube.com/watch?v=vQ9nYcs27c8

「ニンゲン合格」

1999年日本。

昏睡状態から10年ぶりに目覚めた青年が家族再生に奮闘する様を描いたニンゲン・ドラマ。

そこに確かに自分は存在したか？
うん、なかなか共感できる問いかけだ。

存在しなければ意味が無いどころか、其の為に生きてるようなもんですね。
淡々と地味な作品ですがテーマは興味深い。

ラストはヨメました。
もう一工夫ほしいところです。


あなたはちゃんと存在してますか？



http://www.youtube.com/watch?v=ccgLYjvBOZg

「ATM」

2012年アメリカ。

深夜のATMに閉じ込められる男女3人、、、なサスペンスホラー。

ATMが舞台というのが意表をついてはいるが、、設定に無理がありすぎ。
もうね、突っ込みどころ満載過ぎ！笑

凍結するくらい寒いのに息が白くない、、、って手抜きすぎ！笑

オチもね、、、解るけど、、、おいおい、、、
てな暇つぶしな1本。




http://www.youtube.com/watch?v=tgWmeF6v0lE