「劇場」

2020年日本

売れない演劇演出家の男とそれを支える献身的な彼女の物語。
お笑い芸人の又吉直樹の2作目となる同名小説を、
主演・山崎賢人、ヒロイン・松岡茉優、行定勲監督のメガホンで映画化。

いやあ、、下北沢あるある、、だよなあ。
この男クソ野郎だよなあ、、、って思ってたら、、
若い頃のオレってこんな感じだったかも？
同棲はした事ないんだけど、もし当時同棲してたらこんな感じだったかもな。
若いって、、愚か、、、よく言えば正直者なんだけど、、
考えてみると、、他人を犠牲にした正直、、なんだよなあ。

創作の苦しみ、将来の不安、才能があるない、の葛藤、、罪悪感。。。
演劇も音楽も、、どの世界も同じだよあ。
いろんな犠牲の上に成り立ってたりするからドラマティックなのかもね。
遠い目をして観たほろ苦い1本。

https://www.youtube.com/watch?v=PJ3RKuybYzU

「誰がための日々」

2016年韓国
原題：一念無明／Mad World

精神を病んだ母親を一人見捨てず介護し続けたにもかかわらず、
事故で母を殺した容疑をかけられ精神病と診断された息子と、その父親の物語。

ずっと最後まで鬱な空気で進む物語。
介護については今まさしくオレもオレの友人知人にはリアルタイムだから
ホント人ごとではなく身につまされる。

誰が悪くなくてもこういう事が起こるのが人生。
見てて気分良くなくてもこの手の作品から学ぶ事は多い。

ちなみにネトフリだと「誰がための日々」というタイトルは一切出ず「Mad World」
まあ、いろいろあるんだろね。。。

https://www.youtube.com/watch?v=9JQBWhJYad4

「ブルー・リベンジ」

2013年アメリカ・フランス
原題：Blue Ruin
日本劇場未公開

青いポンコツ車で生活をするホームレスの男。彼は復讐の為に生きていた、、、てな復讐劇。

フランス関係者が絡んでるせいかハラハラドキドキのアメリカ的バイオレンス復讐劇、、
とは全く違う創り。全体的にどんより、、スカっとはしない。
アクション好きな人には不評だろうね。だけどオレ的には好みな作品。笑
ラストの地味なプチどんでん返しもけっこう好き。

復讐は復讐を生み、、誰も幸せにはならない、、という1本。

https://www.youtube.com/watch?v=ZSOlBSQ4n1g

「ヴェノム」

2018年アメリカ
原題：Venom

人間に次々と寄生していくエイリアンと寄生された主人公の奮闘を描いたSF。
元々はマーベル・コミック「スパイダーマン」に登場するサブキャラのスピンオフ的な作品。

そもそもマーベルものはあまり好きじゃないんだが、観たら観たでそこそこ楽しめる。
いかにものCGを駆使した戦闘、残虐、アクションシーンのオンパレード。
この手が好きな人にはたまらんでしょうな。

今年2021年続編公開ですが、、さて果たして、、、？

https://www.youtube.com/watch?v=stxs1ck8X6E

「ブラッド・パンチ タイムループの呪い」

2014年アメリカ
原題：Blood Punch
日本劇場未公開

山奥の別荘でドラッグを製造する三角関係の男女がタイムループにハマリ、
繰り返し殺し合うというSFスリラー。

話としては面白いがなんかいまいち緊張感の無いB級。
悪女役の女優があまり良い女ではないところもB級？

とかなんとか言ってもそんなにキライではない可愛い1本。

https://www.youtube.com/watch?v=WlJ6SDpEPbQ