「自転車泥棒」

1948年イタリア
原題：Ladri di Biciclette, 英題: The Bicycle Thief

役所の広告貼りの仕事を得た失業労働者が、仕事に必要な自転車を盗まれてしまい、
幼い息子とローマの街を歩き回って自転車を探す物語。

てっきり父と子のほのぼの系映画だと勝手に思い込んでた。
いやあ、ツライ、、貧乏だと心まで荒んでいくよなあ。
しかもオチがアレだもんなあ。その辺はアメリカとヨーロッパでかなり価値観が違う気がする。

しかも父親役の人、ホントに失業してた一般人だそうな。
そりゃあ、、迫真の演技どころかリアルなわけね。
子役も町でスカウトした子らしい。
やるなあヴィットリオ・デ・シーカ監督。

古き名画も様々だな、、と知る切ない1本。

https://www.youtube.com/watch?v=H2P4xo9kmPM

「タリーと私の秘密の時間」

2018年アメリカ
原題：Tully

2人の子供の母親が3人目を産んで育児疲れで疲弊して
ベビーシッターを雇うのだが、、というお話。

これは育児経験のあるお母さん方はうんうん、、な話。
お父さん方はいたたた、、なリアルな話。
早い段階でオチは想定していたのだが悪いクセで深読みしすぎてた。
まあ、とても解りやすい良質な作品。

デブって疲れきった化粧っけの無い姿のシャーリーズ・セロンに女優魂を見た！
これって作品に対してある種の肉体改造をしたって事だよな。まいりました！

https://www.youtube.com/watch?v=RHSyeBNB_Uc

「容疑者X 天才数学者のアリバイ」

2012年韓国
原題：용의자X／PERFECT NUMBER

孤独な高校数学教師が隣の若い女性の殺人を知ってしまい彼女をかばうために
その知能を駆使してアリバイ工作をするという物語。
あの福山雅治主演で映画化された東野圭吾の人気小説「容疑者Xの献身」の韓国リメイク。

日本と韓国のリメイク合戦は大体韓国版が良かったりするんだけど、
これに関しては日本作品の方がより緻密に出来てる印象。
韓国版はキャスティングも良かったし、解りやすかった分、いろいろ端折り過ぎかな。
まあ。日本バージョンは逆にエンタメテンコ盛り過ぎな感じはありますな。。
たして割ったらちょうどいい気も、、な1本。笑

https://www.youtube.com/watch?v=Cc3K-zTo6OE

「ダニエル」

2019年アメリカ
原題：Daniel Isn't Real

主人公の青年にしか見えない空想上の親友ダニエルがある日復活。
それから彼は常に主人公に付いて回って助言をしていく、、、てなホラーサスペンス。

後半の展開が個人的にはちょいと興ざめなんだけど
純粋にホラー好きな人はお好みなんだろうね。

ダニエル役の役者さんってアーノルド・シュワルツェネッガーの息子なんだね。
そう言われればなんか似てる気もするし背も高いわな、、ってどうでもイイ話ですんまへん。

https://www.youtube.com/watch?v=K2d7APEnM0M

「新解釈・三國志」

2020年日本

『三國志』を新たな解釈のもとで映画化。
脚本と監督は福田雄一。
大泉洋、賀来賢人、橋本環奈、渡辺直美、広瀬すず 、ムロツヨシ、
山田孝之、城田優、佐藤二朗、小栗旬、、、御馴染み勢揃い。

莫大な金額をかけた悪ふざけな作品。
個人的にはどうせふざけるなら思いっきりやるのは気持ち良いけど
まあ、、、ほどほどに。。。

渡辺直美の王道な使い方が美味しい1本。

https://www.youtube.com/watch?v=OSFVd3adBQo