「鉄道運転士の花束」

2016年セルビア・クロアチア
原題：Dnevnik masinovodje／Train Driver's Diary

定年間近の鉄道運転士。天涯孤独な彼はその昔、自殺未遂の少年を拾って育てて
成長した彼は運転士になりたい、、と、、てなヒューマンドラマ。
監督はミロシュ・ラドビッチ。出演はラザル・リストフスキー、ペータル・コラッチ、ミリャナ・カラノビッチ。

コメディというほどでもないし、シリアスだけど暗いわけでもなく、でもそんなに明るくもない。
ちょっとした事件は起きてもあっさり、、とらえどころのない、地味な作品だけど、、、
きっと世の中的にはつまらない映画なんだろうけど、、、
オレにはジワジワ、ジワジワ、ジワジワ、、来ました。
感動！って感じでもないんだけど、、ジワジワ、、ああ、好きな作品だな、、って。。

鉄道運転士につきもののアレの話に真っ向から取り組んだ作品も他に無いよな。
生きる事はしんどいけど捨てたもんでもない、、愛だろ？愛、、な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=b5Jyu_ZHNvk

「砂と霧の家」

2003年アメリカ　　
原題：HOUSE OF SAND AND FOG

税金未納で親から譲り受けた海辺の一軒家を没収された女性。
その家を買い取ったイランから亡命してきた移民の一家。家を巡っていざこざが、、な物語。
監督はヴァディム・パールマン。出演は ジェニファー・コネリー 、 ベン・キングズレー 、 ロン・エルダート。

観てるうちに「いや、おめえが悪いだろ！」「いやいや、あんたも悪いやろ！」
って、、結局、、みんなそれぞれそこそこ悪くって、、みんなそこそこ悪くない、、
そして、、衝撃の結末。。。

ボタンの掛け違いのあげく、、やっぱり人間が一番怖い、、悲劇の1本。

https://www.youtube.com/watch?v=8Y-0cSERrvE

「三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜」

2020年日本　　ドキュメンタリー

1969年、天皇主義者の三島由紀夫が血気盛んな東大全共闘の若者が待ち受ける東大キャンパスに単身乗り込み、
白熱の討論を繰り広げた映像を交えつつ、現在の関係者のインタビューも交えたドキュメンタリー。

歳と共に政治に興味が出て来た昨今。。
改めて右とか左の思想をちゃんと知りたいと思って、
あえて参議院選挙の日に視聴。
結局は理想論、精神論がメインで、個人的にはもっと具体的な話を聴きたかったな、と。

1つ言えるのは今の学生と現代の学生の政治への想いのギャップの大きさに驚愕。
時代が違う、、という一言で片付けるには納得出来ない状況。
もっと世の中の人が本気でこの国の事を考えて行動しないと
ホントシャレにならないよな、、って改めて思う、、1本。

https://www.youtube.com/watch?v=M0Q2nigaY_M

「カセットテープ・ダイアリーズ」

2019年イギリス・アメリカ・フランス
原題：Blinded by the Light

パキスタンから家族とやって来た移民の高校生少年の苦悩と葛藤と成長を描く青春物語。
監督はグリンダ・チャーダ。出演は ヴィヴェイク・カルラ、ヘイリー・アトウェル、ロブ・ブライドン。

主人公がブルース・スプリングスティーンを知って傾倒して成長して行くって事で
とにかくブルース・スプリングスティーン曲が全編に流れるブルース万歳作品。笑
本国アメリカでのブルース人気はスゴイんだねえ。まあ、アメリカ的だもんね。
主人公がパキスタン人で製作がイギリスってーのがなかなか興味深い。

そういえばオレも若い頃堅物の父親と相容れないものがあったよなあ。
忘れてた想いを揺さぶられる甘酸っぱい1本。

https://www.youtube.com/watch?v=99u8FYEXurY

「AWAKE アウェイ」

2021年アメリカ　　　　Netflix Orijinal
原題：Awake

人類が眠りにつく能力を失いパニックに陥った世界を舞台に、
愛する子どもたちを守ろうとする母親の戦いを描いたアクションスリラー。
監督はマーク・ラソ。出演はジーナ・ロドリゲス、アリアナ・グリーンブラット、フランシス・フィッシャー。

睡眠とれずに段々おかしくなっていく人々、、がウリ。
まあ、確かに眠れないというのは万人共通のシンプルなツラさかもね。
母の子を思う愛、ももう1つのテーマ。
娘ちゃんがぶさいくなのに可愛いのが新鮮でナイスでした。

https://www.youtube.com/watch?v=WbFEXia2zTg