「何者」

2016年日本

上映時間：97分

就職活動に悩み苦しみ葛藤する若者らの姿を描いた朝井リョウの小説の映画化。

監督、脚本は三浦大輔。出演は佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之。

今や御馴染みの当時若手役者ら豪華キャスティング。

就職活動の経験がない自分としてはちょいとウザい青春モノかな、と思ってたら、、

ラストに向けて畳み掛けるように盛り上がった。

今や普通にまん延してるネット承認欲求中毒。

己のネット弁慶がリアル友に知られるほど恥ずかしい事はないよなあ。

今時のSNSと人間関係の気まずさ満載。

この作品から8年、世の中はさらにこういうストーリーがリアル。

刺さる人も多いんじゃないかな。

サントラと主題歌は中田ヤスタカ。

結構、王道のサントラぶりが意外。ナイス！

『何者』予告編

「イコライザー THE FINAL」

2023年アメリカ

原題：The Equalizer 3

上映時間：109分

元アメリカ国防情報局の特殊工作員であったロバート・マッコールの活躍を描くクライムアクション。

『イコライザー』シリーズ5年ぶりの第3弾。

監督はアントワーン・フークア。出演はデンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、エウジェニオ・マストランドレア、デヴィッド・デンマン。

今回の舞台はイタリアシシリア島。マフィアとのドンパチ。

イタリアンマフィアって事で「ゴッドファーザー」のオマージュが見え隠れ。

主人公の義理堅い正義感強い殺し屋キャラは健在。

我慢して我慢して堪忍袋が切れる様がナイス。

ファイナル、、とあるが、、どこが？しかも原題は普通に「The Equalizer 3」

流石にこの邦題は詐欺レベル！みっともないからやめなさい！！！

『イコライザー THE FINAL』予告

「死の谷間」

2015年アメリカ・スイス・アイスランド・ニュージーランド

原題：Z for Zachariah

上映時間：98分

核戦争で文明が崩壊した後の世界で放射能に汚染されてない谷間にて、、

そこに１人で住んでいる若い女性の所に１人の黒人が、、てな物語。

監督はクレイグ・ゾベル。出演はマーゴット・ロビー、キウェテル・イジョフォー、クリス・パイン。

SFだけどSF色は皆無。出演者3人のみの人間ドラマ。

男女2人だと上手く行く人間関係も3人だとムズカシイ、、って話。

疑心暗鬼と嫉妬は人類の一番醜い罪かもしれない。

ああ、、やっぱりそうなるのね、、、って。。。

彼を肯定する事は出来ないが気持ちが解る。

だからこその自己嫌悪、、後味悪い、、虚しい話。

まだ無名の頃のマーゴット・ロビー。

こんな普通の女子の役もできるのね。笑

インタビューによるとタルコフスキーの『惑星ソラリス』、『鏡』、『ストーカー』を念頭に置きながら本作の撮影に当たった、、らしいが、、

そんな印象はないけどね。。水と風なのかな。。。

『死の谷間』予告編

「カラオケ行こ！」

2024年日本

上映時間：107分

組長主催のカラオケ大会に出場するヤクザが最下位にならないために

中学校の合唱部の部長を務める少年に歌を教えてもらう事になって、、、コメディ。

監督は山下 敦弘。出演は綾野 剛、齋藤 潤、芳根京子、橋本じゅん、やべきょうすけ、坂井真紀、北村一輝。

ベタベタコメディというよりちょいとズレてる変化球なコメディ。

個人的には王道なヤクザ軍団の絡みシーンがもっと観たかったかな。

それぞれの歌が割とナチュナルだったのがわざとらしくなくてナイス。

どうでもいいけど、映画部のシーンは必要？

複数の名画のシーン、著作権使用料がちょいと心配に。。。

『カラオケ行こ！』本予告（90秒）【2024年1月12日(金)公開】

「草の響き」

2021年日本

上映時間：116分

精神疾患を患い、妻と共に函館に帰郷した男が治療目的で街中を走り続ける中、

路上で出会った若者たちと心を通わせる、、てな物語。原作は佐藤泰志。

監督は斎藤久志。出演は 東出昌大、奈緒、大東駿介、Kaya、林裕太、三根有葵、利重剛、クノ真季子、室井滋。

家庭持ちの会社員の憂鬱と若者の悶々。

世の中は上手くはいかないもんだよなあ。

年々増えてるイメージの鬱。本人もツライが周りの人間もツライよなあ。

スキャンダルから3年ぶり復活の東出。

快活で自信ありげな役のイメージだからこんなボロボロな役で復帰はいかにも！で良かったのかもね。

太陽を浴びて走って心身を元気にしていきましょうね。

『草の響き』予告編