2023年フランス・アメリカ |
原題:DogMan |
上映時間:114分 |
人間社会から孤立して犬達と暮らすドラアグクイーンの悲しき半生物語。 |
監督、脚本はリュック・ベッソン。出演はケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、クリストファー・デナム、マリサ・ベレンソン、マイケル・ガーザ、クレメンス・シック。 |
主人公の病的不幸顔、、どこかで観たなと思ってたら、あの「ニトラム」君だったのね。 |
なんかやるせないダークヒーローとして「ジョーカー」を思い出す。 |
人間社会は冷酷。人間より犬の方が、って解らんでもないよな。 |
ヤバいサイコ野郎でもついつい感情移入して応援したくなります。 |
近年興味が失せてたベッソン作品。今回はナイス!選曲もナイス! |
久しぶりにグッときた1本でした。 |
『DOGMANドッグマン』日本版予告編 |
1986年ソ連 |
原題:Кин-дза-дза! |
上映時間:135分 |
ある事がきっかけで見知らぬ惑星へ転送させられたおじさんと若者2人組の奇想天外なSF。 |
監督、脚本はゲオルギー・ダネリヤ。出演はスタニスラフ・リュブシン、レバン・ガブリアゼ、エブゲーニー・レオノフ、ユーリー・ヤコブレフ。 |
当時観たのだが記憶がかなり無くなってきたんで再度の視聴。 |
とにかくSFなのに緊張感のかけらも無いヘンテコシュールなドタバタ喜劇風物語。 |
常識がぶっ飛んでるのでアタマを空っぽにして愉しむのが正解。 |
砂漠、宇宙船、なにもかも絵的にナイスセンス。で、音楽もナイス。 |
カースト制度の世界。登場人物がみんな嘘つきで誰にも感情移入できないのに妙に憎めないのよね。 |
そして最後にはほっこり。。。 |
時代はスターウォーズ大人気の時代に対抗したのかどうかは知らないがソ連はこんなSFを作ってた。 |
今観ると個人的にはこっちの方が好きだな。。。クー!!! |
『不思議惑星キン・ザ・ザ』予告編 |
2013年ジョージア・ロシア アニメ |
原題:Ку! Кин-дза-дза |
上映時間:97分 |
1986年の実写映画『不思議惑星キン・ザ・ザ』を同じ監督でアニメ化。 |
監督はゲオルギー・ダネリヤ、タチアナ・イリーナ。声の出演はニコライ・グベンコ、イワン・ツェフミストレンコ、アンドレイ・レオーノフ、アレクサンドル・アダバシャン。。 |
実写版と内容は大体同じ。携帯電話の存在はマイナーチェンジの1つ。 |
惑星での登場人物がそれぞれヘンテコなのはアニメならでは。 |
実写版では控えめだった青年の重要度が上がってる印象。 |
ソ連崩壊後のアニメリメイク。いろいろ思う所もあったのだろうか? |
監督は本作の完成後、2019年に88歳で逝去し、遺作となったそうな。 |
『クー!キン・ザ・ザ』予告編 |
2023年日本 |
上映時間:101分 |
凄腕殺し屋ギャルコンビの活躍を描くコメディアクション『ベイビーわるきゅーれ』の続編。 |
監督、脚本は阪元裕吾。出演は髙石あかり、伊澤彩織、丞威、濱田龍臣、飛永翼、中井友望、水石亜飛夢。 |
今時な脱力セリフとハードなアクションは健在。 |
20代の監督なんで流石の若者ネタだらけでおじさんはついて行くにも精一杯。笑 |
前作は勢いだけ、、の印象だったけど今回は脚本もよく練られてストーリーの流れもほどよく安心して愉しめた。 |
ウリのアクションだけでなく友情、哀愁も解り易く組み込まれてナイス。 |
進化してる感じなんで、今後シリーズ化もありそうなんで次回も期待。 |
『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』 予告編【2023年3月24日公開】 |
2022年アメリカ ドキュメンタリー |
原題:Zappa |
上映時間:129分 |
変わり者の天才ミュージシャン故フランク・ザッパのドキュメンタリー。 |
監督はアレックス・ウィンター。出演はフランク・ザッパ、ブルース・ビックフォード、パメラ・デ・バレス、バンク・ガードナー、デヴィッド・ハリントン、マイク・ケネリー。 |
バンドメンバー、家族、愛人、ジョンとヨーコまでいろんな人の映像が登場。 |
多才なザッパの人となりが垣間見えてくる。 |
なんだかんだ言ってとにかく音楽を純粋に愛した人なんだよな。 |
その為には政治的な部分にも介入する。いやあ頭が下がります。 |
ただの頭がおかしい人どころか、、まさしく天才に間違いない!!! |
通算62枚のアルバム、死後発表53枚、まだまだ倉庫に未発表音源ありそう。 |
これらをコンプリートしてる人、世界中にどれくらいいるんだろうね。 |
ザッパを好きな人はもちろん、知らない人にも観て欲しい1本。 |
『ZAPPA』予告編 |