名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS4-13 ゴキゲン中飛車(6)

2025-01-21 | 基本定跡の研究

また手順のおさらいから。初手から76歩34歩26歩54歩

25歩52飛58金右

55歩24歩同歩同飛

56歩同歩88角成同銀33角

21飛成88角成55桂62玉

75角32銀11竜51金右

ここまで。この図の評価値は0付近の互角です。24歩は互角の結論でした。22歩はそれよりも前に指されていた手です。後手は74歩を突いて

昨日は57角を見ましたが、後手有利になりました。残りは2つ。86角には57歩同金87馬

95角72玉21歩成94歩77角73桂で先手が指しにくいと所司先生は書いているのですが、AIに聞くと、88香

この図の評価値は+338の先手有利です。76馬には66金と逃げながら馬を追うことができます。すると31と があるので先手の駒得になるのです。後手のねらい通りに65桂87香57桂成と進んでも

評価値は+376の先手有利です。

所司先生はだめだと書いているのですが、AIに聞くと、86角には54歩が最善です。

95角84歩同角73銀

66角には同馬ではなくて89馬

63桂成同玉21歩成で後手不利と書かれているのですが、評価値は-135です。27桂

これは香を取って64香ねらいです。31と同金同竜19桂成

22角成41銀33馬29成香48銀28成桂

46香44歩同馬62銀上

難しい手順ですが、この図の評価値は0付近の互角です。途中は後手ペースのようでしたが、難しいようです。

戻って

最後の選択肢、66角も見ておきましょう。(48角ではねらいがないので、99馬などで後手良しです。) 89馬21歩成65銀

角を逃げ回ってもだめなので、31と66銀41と同銀66歩

57歩と打って先手不利とされていますが、AIに聞くと、56馬のほうが優ります。43桂成57歩

52成桂同銀と進んだところで、評価値は-302の後手有利です。後手のねらいとしては、68金寄ならば66馬21竜56桂

攻め駒は4枚あるので、先手は駒得でも受けきれないのです。仕方なく寄せ合いにするのですが、後手が良いようです。

結論として出版当時2004年の従来手22歩でも互角なのでした。

 

 


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