映画鑑賞🎦 2024年8月 1本目 Total-27本 テアトル梅田(旧・シネリーブル梅田)にて・・・
『大いなる不在』英題:Grate Absence
森山未來演じる息子・卓(たかし)が舞台で練習中に事件は起こる。 藤竜也演じる父・陽二は玄関のドアを開けた途端警察が突入寸前。
そんな場面から話は始まるのです。 何故こんな状況になったのかは、行きつ戻りつの展開で徐々に判ってくるのですが・・・
遠からず訪れるであろう問題(認知症)を見せられた気がします。
小さい頃に自分と母を捨てた父が施設に入ったとの連絡を受け、妻(真木よう子)と共に久々に九州の父の元を訪ねるものの、父は認知症で別人のようで、再婚した義理の母(原日出子)は行方不明になっていて何が起こったのか判らず、実家の整理をしながら父と義母の生活を調べ始めることになります。
誰にとって、誰の不在なのか・・・ 父が大事に持っていたカバンの中の義母の日記に貼ってあった父の手紙には、息子の知らなかった父の思いがあり、違う場面では義母がその日記を父(この時には既に認知の症状がでていました)に読んで聞かせたのですが、それを取り上げられ投げつけられたことでショックを受け結局家を出て行ってしまいました。 糸が「プツン」と切れてしまったのでしょうか。
認知症患者は忘れてしまったことでも、介護する方はそうはいかないものなのでしょう。 特に初期の段階では・・・
そう言えば森山未來はダンサーでもあるんですよね。 田中泯もダンサーで俳優。 二人に共通しているなぁ~と感じるのは存在感!ですかね。
それにしても藤竜也、歳を重ねてもカッコいい!
テアトル梅田と名称の変わった旧シネリーブル梅田 しばらく来ない間にすっかり変わっていました。
チケット売り場へのアプローチも、待ち合いスペースも見違えるようです。
映画館のある梅田スカイビルから毎夏恒例の飾りつけ🎋